KAT-TUNを「怖かったもん」と振り返る、嵐の微妙な距離と“トガッてたアイツが”感
「怖いとか言われてたじゃないですか」
KAT‐TUN・亀梨和也が、かつての自分たちのことを振り返って語った。デビューした頃、KAT‐TUNは、“ギリギリでいつも生きて”いる感にあふれる、ギラギラした集団だった。それがいつの間にか、メンバーの人数が減るとともに、アクが抜けたサッパリ感漂うさわやか軍団になっていた。
季節ごとに放送される深夜の不定期番組では、日本各地を訪ね歩き、過酷なことに挑戦させられ、“ヘタレ”枠を開拓中でもある。若い頃はあんなにトガッてたアイツが、今じゃこんなに気のいいアンちゃんに、みたいな雰囲気。親近感はグッと出ているとは思うが。
そんな亀梨の、「怖いとか言われてたじゃないですか」発言は、1月24日放送の『嵐にしやがれ』(日本テレビ系)にゲスト出演したときのもので、その言葉に「怖かったもん」と、食い気味に即答する嵐・二宮和也。KAT‐TUNは怖かった。そして、天下取った感もすごかった。
2005年に亀梨が主演したドラマ『野ブタ。をプロデュース』(日本テレビ系)の大ヒットを受けて、修二と彰「青春アミーゴ」はミリオンセラー、翌年はグループとしてCDデビュー。デビュー曲「Real Face」も、いきなりミリオンセラー。“先輩ごぼう抜き感”はハンパなく、当時、関ジャニ∞と嵐のメンバーで、「俺たち7位と8位だから」と、事務所内の最下位争いジョークを飛ばしていたのを見たのが、今となっては懐かしい。
そんな感じで先輩・嵐にとっては「怖かった」存在、怖がられていた自覚もある亀梨だけに、どこか距離があるように見える。
「ヘンな話さぁ、いろいろあったじゃん」
と、腕組みしながら亀梨に先輩ぽく語りかける櫻井翔。大人になってから社会的地位を得て、スクールカーストを逆転させた地元の先輩みたいにちょっと見える。「亀梨和也はパリが好きなの」というプチ情報は、テレビ番組『another sky』(日本テレビ系)で見たという視聴者としての情報で、あまり嵐とKAT-TUNは直接の接点なさそうだ。数少ない“接点”は、二宮と亀梨の地元が同じだということ。最初に亀梨に話しかけてくれたのも、二宮だったという。そして、どちらも名前が“和也”だということで、互いにJr.だった時代にジャニーさんから、「コンビでやっちゃいなよ」と言われたこともあるそうだ。このダブル和也、実現していたら、どんな感じだっただろうか。「修二と彰」とは、だいぶ違いそうだ。