ジャガー横田の夫はパンクロッカー、坂本冬美は梅干し検査員……有名人の意外な過去
B美 木下医師だけじゃなくて、意外な過去を持つ有名人って結構いるよね。私がビックリしたのは、Vシネマの『難波金融伝・ミナミの帝王』で人気の竹内力が、元は銀行員だったってやつ。竹内力って『ミナミの帝王』では凄みがあって怖いイメージだったんだけど、まさかモノホンの金融業をやってたとは。お堅い銀行だけどさ。
A子 『ミナミの帝王』って、ケーブルテレビでしょっちゅう放送してて、数年前によく見てた。なにが一番気になったかって、竹内力って実は超美肌なの!! 多重債務者を追い詰めるシーンでも、ヤクザ相手に凄むシーンでも、とにかく肌がキレイでキレイで、そこにばかり目がいってた。だから、きっとこの人は、私生活では健康に気をつけてるんだろうな~って思ってたんだけど。元銀行員と聞いて合点がいったわ。
B美 あのドラマで竹内力の肌に着目してる人、そうそういないと思うよ。ちなみに、竹内力が歌ってるエンディングテーマの「欲望の街」は、ウチのお母さんがカラオケで歌う十八番だけどね(笑)。あと意外だったのが、坂本冬美。高校卒業後に梅干し会社に入社して、塩分とかを調べる検査員のアシスタントをしてたんだって。NHKの『勝ち抜き歌謡天国』に出場したことがきっかけで、演歌の道に進んだらしい。
A子 あ、それ知ってる。冬美の事務所のプロフィールにも載ってるよね。冬美は和歌山出身なんだけど、地元の「紀州の梅干し」の会社だったらしい。こぶし回しの塩梅はここで培ったとみて間違いないね。
B美 その前職を生かして、いまもちゃっかり「冬美の梅干し」っていう、故郷・和歌山の梅干しを売り出してるからね。ネット通販の「冬美商店」とか、コンサート会場でも販売してるみたいよ。そもそも、冬美ファンがネットで買い物できるのかは疑問だから、コンサートで売るのは正解だね。通販のサイトを見ると1個3,500円から販売してる「幸梅(まぼろしの梅)」っていう商品もあったり、なかなかこだわってるよ、「冬美商店」は。
A子 ちょっと、最近のシニア層は結構ネット通販すんのよ? うちの両親もしょっちゅうお取り寄せしてるよ。あ、坂本といえば、V6の坂本昌行って一度ジャニーズを辞めて就職したんだっけ?
B美 あぁ、デビュー前に一度ジャニーズから離れて、1年くらい旅行会社に勤めてたみたいね。サラリーマン生活を続けていいのか悩んでいたとき、仕事帰りのKinKi Kidsと電車で偶然会ったらしいのよ。で、「今、何してんの?」って聞かれて、悔しくて答えられなかったことがジャニーズに戻ったきっかけだったの。TOKIOの国分太一が仲介したらしい。
A子 いい話~!! なんかもう、そこでキンキに会ったのとかも「ジャニーズに戻れ」っていう運命だったんだろうね。
B美 坂本くんが歌った映画『ターザン』(1999)の主題歌は、いまだに絶賛されてるくらいだし。いい人材を逃さなくてよかったよ、ジャニーズは。
A子 あと、料理研究家の平野レミって、元はシャンソン歌手として歌手デビューしたのが芸能界入りのきっかけだったんだよね。
B美 レミ~(笑)! そうそう、レミはシャンソン歌手なのよ! レミの公式サイトのプロフィールを見ると、「テレビ・ラジオで大活躍の平野レミは、自称『料理愛好家』」って書いてある(笑)。プロフィールの横には、直筆なのか「胸にはエプロン 口にはシャンソン」って言葉が。まぁ、レミの場合は、前職というより、料理愛好家とシャンソン歌手という二足のわらじを履いているっていった方が正しいね。
A子 レミはその昔、『20分で晩ご飯』(NHK)っていう料理番組で時間が余っちゃっときに、歌で番組をつないだという伝説もあるよ。「20分で」って言ってるのにさ! 意外な過去を持っている芸能人はほかにもいるだろうけど、それをしっかり芸能活動に生かしてる人は賢いよね。冬美は梅干しマネーを、結構掴んでると思うよ(笑)。