「芸人が接待してるみたい」SMAP、『すべらない話』出演で視聴率15%超も大不評……
SMAP・稲垣吾郎&香取慎吾が1月10日放送の『人志松本のすべらない話』(フジテレビ系)にスペシャルゲストとして登場し、15.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と、高視聴率を獲得した。同番組の視聴率不振を救ったSMAPメンバーだが、視聴者からは番組での活躍ぶりに厳しい声も上がっている。
2004年に深夜番組からスタートした『すべらない話』。DVD化されたほか、07年にはゴールデンタイムに進出し、フジテレビの有力コンテンツとなった。08年頃には関東地区で17%台の視聴率に恵まれていたものの近年は低下傾向にあり、昨年6月放送のSPは12.7%に。放送10周年を迎えた今回は「原点回帰」を掲げ、「著名人の観覧ゲスト枠」を廃止し、新たな試みでアイドル界からSMAPを投入。芸人以外のタレントが参加するのは史上初とあって、放送前から注目を集めた。
「トップバッターになった香取は、1989年放送で森光子さん主演のドラマ『時間ですよ 平成元年』(TBS系)の撮影に草なぎ剛が大遅刻したエピソードを紹介したほか、稲垣はこれまで他番組でトークを展開しつつも謎のベールに包まれていた“ヒロくん”という半同居人のオジサンの話を披露。周囲に稲垣と友達であることを証明するため、“ヒロくん”が稲垣の『有効期限切れの免許書を持っている』ことなどを明かして笑いを誘いましたが、視聴者からは『芸人がSMAPに気を使ってる』『接待してるみたい』と、辛辣な声が続出。やはり芸人ではないのでオチに持っていくまでのトーク力がイマイチだったこともあるのか、『すべらない話にSMAPいらない』『SMAPのせいでつまらない』『今回だけにして』と、大不評でした。とはいえ、今回はほかの芸人の話も『つまらなかった』という声が多く、『ネタのクオリティーが低下している』と、番組全体に対する指摘も上がっていました」(芸能ライター)
しかし、良くも悪くも“SMAP効果”なのか、今回の特番は前回の6月から2.5%アップに成功。『すべらない話』の視聴率が15%を超えたのは11年6月の第20弾以来、3年半ぶりだという。
「SMAPは13年4月放送の『SMAP×SMAP SMAPはじめての5人旅スペシャル』(同)が20.0%を獲得したほか、昨夏の『武器はテレビ。SMAP×FNS 27時間テレビ』も瞬間最高視聴率23.8%を記録。番組内容も大きな話題を集めるなど、最近のSMAPはフジの視聴率に大きく貢献しています。SMAPは年明けからも大活躍で、1月5日放送の『SMAP×SMAP』SPは13.7%と同時間帯トップでした」(同)
『すべらない話』の出演に関しては、視聴者から反感を買ってしまったが、数字を稼げる重宝なタレントとあって、フジの“SMAP推し”は15年も続きそうだ。