安室奈美恵、独立騒動で「来年から仕事ナシ」! 怒り収まらぬ事務所の次なる一手とは?
安室奈美恵(37)の事務所独立騒動が発覚して4カ月、問題はまだまだ解決せず、来年まで引きずりそうだ。事の発端は今年の5月、安室が所属事務所との関係を“奴隷契約”と断罪し、印税契約料や出演料の配分、CDなど原盤権の譲渡などをめぐる“待遇改善要求”を出したことだった。
安室を一から育ててきたという自負、そして安室の収入も十分すぎるほど支払っていると思っていた事務所は安室側の要求をはねつけた。事務所との交渉がうまく進まなかった安室側は、レコード会社の移籍も画策したという。スポーツ紙記者は「安室にとって、所属事務所の社長は“東京の父”。十分すぎるほどの待遇を受けてきたのは事実でしょう。安室の裏で何者かが暗躍し、レコード会社移籍まで考えていたようで、版権を買い取ろうと金策に走っていたとささやかれています」と語る。
しかし、事は簡単に進まず、安室は、事務所に謝罪の手紙を送ることになったという。これで一件落着……と思いきや、事務所の怒りは収まらなかった。女性週刊誌記者いわく「事務所側は、損害賠償請求で刑事告訴も辞さないという考え方でしたからね。安室を大切に扱ってきていただけに、安室の裏で暗躍している人物に対しての怒りも大きい」という。
10代、20代、30代と、ずっと輝き続けている大スター・安室。今も仕事そのものは順調である。2011年にリリースしたバラード曲「Love Story」が、昨年に引き続き2年連続でUSEN週間リクエストチャート1位を獲得。発売の年は2位だったが、3年目の13年に1位になり、そして、今年も1位。同曲は12年、年間で最も配信セールスされている楽曲に贈られる日本ゴールドディスク大賞「ソング・オブ・ザ・イヤー・バイ・ダウンロード」を受賞したこともあり、“冬の定番バラード”として確固たる地位を築いている。8月に静岡から始まった全国ツアー36公演も、22日と23日の追加公演を加え、無事に終了。Facebook「いいね!」の登録者数も200万件を超えるなどまさに絶好調だ。
しかし、安室には不安が残る。先のスポーツ紙記者は「年内の仕事は、23日の追加公演で終了のよう。事務所の話では、来年の仕事も決まっていないようです。オファーがあれば、事務所は受けると言っていますが、この段階で来年の仕事が決まっていないことは大きいですね。本当にどうなるのだろうか」と心配する。育ての恩を仇で返すと、大きな代償が待っているということかもしれない。
石川敏男(いしかわ・としお)
昭和21年11月10日生まれ。東京都出身。『ザ・ワイド』(日本テレビ系)の芸能デスク兼芸能リポーターとして活躍、現在は読売テレビ『す・またん』に出演中。 松竹宣伝部、『女性セブン』(小学館)『週刊女性』(主婦と生活社)の芸能記者から芸能レポーターへと転身。