サイゾーウーマン男性アイドルSTARTO(旧ジャニーズ)ジャニーズツッコミ道場Kinki Kidsの活躍にみた“再生” 男性アイドル [ジャニーズツッコミ道場] 冠番組&新番組スタート、人気ピークを過ぎたKinKi Kidsの活躍にみた“再生” 2014/12/28 21:00 堂本剛KAT-TUNKinKi Kidsジャニーズツッコミ道場KinKi Kidsのブンブブーン どつよさんのビジュアルも大復活 今年元気だったジャニーズといえば、一般的にはTOKIOが筆頭に挙がるだろう。だが、古くからのジャニーズファンにとっては、KinKi Kidsの「再生」も見逃せない。今回は、この秋~冬にかけて久しぶりにテレビの露出を増やしたKinKi Kidsの活躍ぶりを取り上げたい。 12月17日放送の『ザ少年倶楽部プレミアム』(NHK BSプレミアム)を見て、あらためてキンキの後輩たちへの影響力の大きさを痛感した。MCのKAT‐TUNは、もともと堂本光一のバックとして生まれたというだけあって、7月放送の同番組「KAT‐TUNの4人が歌う『思い出のジャニーズメドレー』」という企画で、6曲中3曲もキンキの曲を選んでいたほどの「キンキ愛」。 この時点で、亀梨和也は「俺らが(ザ少年倶楽部プレミアムの)司会を引き受けるにあたって、このコーナーを楽しみにしてたと言っても過言ではないくらいなんですよ!」と目をキラキラにして語っていたのだが、今回はご本人たちの登場により、いつになく緊張気味の4人。特に堂本剛に曲を書いてもらったことがある亀梨などは、拳をしっかり握り締めて膝の上に置き、姿勢を正して話に聞き入っている姿が、実に初々しかった。 そして、久しぶりにキンキのバックを務める4人のダンスの美しさ! 一部ネットでは「マッチ(近藤真彦)のバックをやったときとは大違い」と言われるほど、気合入りまくりのダンスが見られたのだった。思えば、ゆっくり時間をかけて売れていったSMAPや嵐に比べ、デビュー前の少年時代からブレイクし、紆余曲折を経て、テレビの露出を減らしていたキンキ。 今の若い世代のジャニーズファンには、キンキのピーク時の勢いを知らない人も多いが、ジャニーズの後輩たちにとっての存在の大きさは今でも絶大だ。だからこそ、キンキがほかのジャニーズグループと絡む姿は、毎年のカウントダウンライブ以外ではあまり見られない貴重なものとなっていたのだが、今年のキンキはいつになく(?)かなり精力的である。 例えば、堂本剛がテレビ東京『トーキョーライブ22時』のレギュラーになったことも、新曲「鍵のない箱」、アルバム『M album』の宣伝のため、キンキの2人、あるいは剛がさまざまな番組に出まくっていたことも、衝撃的だった。 剛が『TOKIOカケル』(フジテレビ系)に出演したとき(11月5日放送回)などは、しゃべりの達者なTOKIOメンバーたちに囲まれ、ゲストにもかかわらず、途中から聞き役になっていた。『ぐるぐるナインティナイン』(日本テレビ系、12月11日放送)の「グルメチキンレース ゴチになります!」に登場したときは、冒頭で「僕はギャンブル運がないんです」と言い、宣言通り「自腹」になってしまった。その結果もさることながら、風向きが悪くなるにつれ、途中から手首をさすりながら「なんかわっけわからなくなって、手首ジンマシンが出てきちゃった」と言ったり、「自腹」が決まった後には「保湿クリームください」と言ったりする姿に、ようやく開いた「天岩戸」が再び閉ざされてしまわないか、不安になったりもしたものだ。 キンキがTOKIOの番組など、多数の番組にゲスト出演するようになったことで、「いよいよキンキも本格的にジュリー派閥になった」という見方もあるが、ともあれ、キンキの参入は大幅な戦力アップに見える。 キンキの大きな変化といえば、もう1つ、忘れてはいけないのは、今年9月末に長寿番組だった『新堂本兄弟』(フジテレビ系)が終わり、10月末からは新番組『KinKi Kidsのブンブブーン』(同)がスタートしたことだ。『堂本兄弟』と違って、レギュラーはキンキの2人+進行のアナウンサー+ゲストのみ。毎回ゲストへの「おもてなし」として、飲食店で2人がそれぞれ注文、センスある方をゲストにジャッジしてもらうだけの企画である。 何がスゴイって、毎週その他大勢がいない、2人のやりとりがテレビで見られること。毎回ロケがあること。そして、豪華なのに、なぜか世間に全然注目されていないことだ。テレビで見られるキンキの姿って、すごく貴重だと思うのだが……。 (田幸和歌子) 最終更新:2014/12/28 21:00 Amazon 『M album 【初回盤】(DVD付)』 話題になるのはこれからだから…… 関連記事 福士蒼汰の人気加熱で考える、“ミーハーホイホイ”作用を失ったジャニーズの課題寂しげな笑顔、透明感、儚さ――ドラマ『プラトニック』に見えた、堂本剛の“再来”嵐の「わちゃわちゃ」の象徴? 人気あるのに数字は厳しい“相葉ちゃん”の愛され方KinKi Kids・堂本剛、「相当悩んでた、ほとんど記憶ない」十代の頃の苦しみを激白『ジャニーズJr.NO.1決定戦』に見た、“完全な出来レース”の残酷さと事務所の焦り 次の記事 “性生活”質問連発の同性婚会見 >