カルチャー
「胎内記憶はありまぁす!」派に感じる違和感…。全力でツッコみます。
2014/12/23 20:00
精子、卵子にも記憶がある。そう記述して、かの有名(?)な日本トンデモ本大賞2009にもノミネートされた『胎内記憶―命の起源にトラウマが潜んでいる』(角川SSC新書)。最近ではこの分野に興味を持つ人が増えているようで、雑誌などで取り上げると大きな反響があるそうです。
そもそも胎内記憶とは? ドキュメンタリー映画『うまれる』(豪田トモ監督。2010年)の公式HPでは、以下のように説明されています。
“胎内記憶とは「母親のお腹の中にいたときの記憶」のこと。細かくは、陣痛から誕生までの「誕生記憶」、お腹に来る以前の「中間生記憶」などにも分けられますが、一般的には「産まれる前の記憶」を総括して「胎内記憶」と呼んでいるようです。”
前出の『胎内記憶』の著者である池川明医師は、言わずと知れた胎内記憶研究の第一人者。本によると、子供の口から語られているのは「ぐるぐる回って泳いでいた」「ひもでつながれていた」などの胎内記憶です。精子記憶の証言では「たくさんの仲間がいて競争し、自分が勝った」なんてものも。
最終更新:2014/12/23 20:00