『ごめんね青春!』最終回5.8%! 関ジャニ∞・錦戸亮、主演ドラマワースト視聴率に
宮藤官九郎が脚本を務めた、関ジャニ∞・錦戸亮主演ドラマ『ごめんね青春!』(TBS系)の最終回が12月21日に放送され、視聴率は5.8%(ビデオリサーチ調べ、 関東地区/以下同)を記録したことがわかった。初回は10.1%と2ケタスタートを切った同作だが、2話で7.7%に下落。8話、9話で2週連続8%台を獲得したものの、最終回で有終の美を飾ることはできなかった。
今作では、放火事件に関与したというトラウマを抱える高校教師を演じた錦戸。今年6月には、赤西仁、山下智久とともに六本木の路上で一般人と口論になった末に“スマホ窃盗事件”を引き起こしたが、そんな錦戸が教師役を演じるということで、ドラマ放送開始前には一部ネットユーザーから「窃盗犯が教師役?」と批判的な声も上がっていた。
視聴率は2話から5話まで6~7%台を推移し、6話で8.2%に回帰するも、翌週には5%台に転落。最終回の5.8%という数字は、7話で記録した5.7%に次ぐワースト2位の低視聴率だった。前週14日の放送は、衆議院解散総選挙の特番のためお休みとなっており、1週間のブランクが空いてしまったことも視聴率低下の要因だったとみられる。
「クドカンの作品は、視聴率が獲れなくても『DVDが売れる』といわれており、今作の低視聴率は妥当な結果でしょう。そもそも、錦戸の主演作の視聴率は、これまで2011年の連ドラ初主演作『犬を飼うということ~スカイと我が家の180日~』(テレビ朝日系)が平均8.5%、翌年の『パパドル』(TBS系)も平均8.2%。昨年放送の『よろず占い処 陰陽屋へようこそ』(フジテレビ系)も平均8.7%で、1ケタが続いています。08年に放送された、クドカン脚本で錦戸も出演した『流星の絆』(TBS系)の平均は16.6%でしたが、『ごめんね青春!』は平均7.59%と、錦戸主演作の中でも最低の記録となってしまったようです」(芸能ライター)
宮藤自身もリアルタイムの視聴率は悪いものの「録画視聴率は高い」ことを主張しており、放送時間のミスマッチも敗因だったのかもしれない。視聴率では苦戦を強いられたが、ネット上では初回放送時から「面白い」「クドカンワールド最高」などと称賛の声が続出しており、視聴率は悪くても内容が高く評価されていることが今作の特徴だった。
「最終回に関しても、Twitterでは『笑えて泣けるいい最終回だった』という感想や、視聴率が悪いとは思えないほどに『最高のドラマだった』と絶賛の声が目立ったほど。NHK朝の連続テレビ小説『あまちゃん』の放送が終了した喪失感を表した『あまロス(あまロス症候群)』に続く『ごめロス』という言葉が賑わっていました」(同)
最終回は5.8%と驚愕の低視聴率で幕を閉じた『ごめんね青春!』。制作側もDVD売り上げに期待していることだろう。