カルチャー
【アノ人が2014年を振り返る】

『月曜から夜ふかし』で話題の桐谷さんに聞く、「2014年、株主優待券で見た映画ベスト3」

2014/12/29 19:00
『桐谷さんのもっと儲かる株主優待生活NISA対応版』(KADOKAWA/角川書店)

――2014年もあとわずかで終了。芸能界、政界、スポーツ界、あらゆる世界で激動続きだったこの1年を、個性豊かな著名人の方々に振り返ってもらいました。今回は、『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系)で大人気の“日常生活をほぼ株主優待で暮らしている”桐谷広人さんが登場。映画通としても知られる桐谷さんに、今年株主優待で見た映画の中からベスト3を挙げていただきました。

■今年株主優待で見た“面白かった映画”ベスト3
【1位】『鑑定士と顔のない依頼人』
理由:私にとっての今年のナンバーワンは、1月に見た『鑑定士と顔のない依頼人』です。主人公の絵画鑑定士は、女性に縁がなくて、今の私みたいに孤独な人生を送っているのですが、ひょんなことから若く美しい女性を愛してしまいます。

 その女性はある障がいを持っていて、彼女の力になっているうちに、相思相愛となり、めでたくハッピーエンド。と思ったら、とんでもないどんでん返しが。これは木嶋佳苗さんのような女性が仕掛けたのでなく、彼の親友逹が仕組んだ罠でした。つかのまでも、こんな素晴らしい(錯覚だが)恋ができるなら、私も全財産を失ってもいいかも。

【2位】『ラストベガス』
理由:これも主人公が私と同年代の独身の男性。違うのはマイケル・ダグラスがモテすぎて独身、私はモテなさすぎて独身というところか。

 共同経営者が亡くなったことで、老いと孤独を感じた主人公は、若い秘書と婚約し、幼なじみの親友3人をラスベガスに呼んで派手なバチェラーパーティーを催します。その結果、主人公は年の離れた美女との結婚をやめ、ベガスで知り合った同年代の女性と結婚します。それと同時に、ベガスに集まった3人の親友も、それぞれ抱えていた悩みを解消し、倖せな気持ちで、それぞれの住む町へ帰って行きます。幼なじみとの再会はいいものです。皆さんも『ラストベガス』を見て、元気になっていただきたい。

【3位】『ラッシュ/プライドと栄光』
理由:世界ナンバーワンを争うカーレーサー同士の戦いを描いた実話。主役の1人ニキ・ラウダが1976年のレース中に大事故を起こし顔に大火傷を負った時の写真は今もよく覚えています。

 ニキ・ラウダが欠場したため、ライバルのジェームス・ハントが年間成績のトップに立ちます。しかしニキ・ラウダは僅か1カ月半で戦線復帰。最終戦の富士スピードウェイで最後までどちらが年間グランプリに輝くかわからない戦いをしました。勝負に命を返る男同士の素晴らしい映画です。

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