SMAP、『すべらない話』『バカ殿』進出で「いよいよ終わり」!? フジ怒涛のSMAP推しの裏事情
来年1月10日放送の『人志松本のすべらない話』(フジテレビ系)に、SMAP・香取慎吾と稲垣吾郎が出演決定のニュースに、番組ファンからは「いよいよ終わったな」との声が飛び交っている。放送10周年を記念という今回は“原点回帰”を謳い、恒例となっていた豪華観覧ゲストや、誰が話してもいい「星マーク」も廃止したというが、初のアイドル参戦は、視聴者に “テコ入れ”としか受け取られていないようだ。
『すべらない話』は2004年に深夜番組としてスタート。番組がDVD化するなどゴールデン進出の07年6月以降は多くのファンを擁する人気番組に成長したが、今年6月に放送された最新回は視聴率12.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)。一時関西では20%を超える高視聴率も記録していたが、今年1月は12.9%、13年6月で11.5%と、近年では低迷していた。
「そこで観覧ゲストを廃止し、SMAPを登場させるなど、もはやテコ入れせざるを得ないといったところでは。もともと吉本芸人勢は松本のバーターでギャラは抑えられるし、観覧ゲストのギャラを、そのままSMAPの出演料にすげかえただけでしょうね」(週刊誌記者)
そして来年の放送については、ネット上では近頃の低迷を嘆きつつ「確かに最近つまらない」「アイドルに頼るしかなくなったのか」「完全にイベント番組化してきたね」といった批判が大半を占めている。またSMAPファンからは「出演自体は楽しみだけど、視聴率が低いとSMAPのせいにされそうなのがイヤです」という声も。
「1月放送の『志村けんのバカ殿様』にも出演が決定するなど、SMAPがフジバラエティへ新たに進出していくようですね。これはフジがジャニーズサイドに対して、大きな借りを作ってしまったことが原因といわれています」(芸能プロ幹部)
フジバラエティとジャニーズといえば、『SMAP×SMAP』を始めとして『VS嵐』『キスマイBUSAIKU!?』『大人のKiss英語』など多くの番組が放送されている。
「実は今年初めの時点で、フジのバラエティはSMAPから嵐への“シフトチェンジ”を画策していたんです。ところが7月放送の『27時間テレビ』でメイン司会をSMAPが担当し、元メンバー・森且行からの手紙やノンストップライブなどが話題を呼び、視聴率も瞬間最高で23.8%を記録。この番組で数字が伸び悩めば、来年は『スマスマ』の終了や嵐の新番組スタートまで視野に入れていたそうですが、フタを開けてみれば『SMAP様々』の結果。来年はさらに、飯島派タレントのバラエティ進出が幅を利かせることになりそうです」(同)
こうした政治事情に揺れる中、果たして『すべらない話』のSMAP参戦は、ネット上の下馬評を覆す結果を残すことができるのだろうか?