『地獄先生ぬ~べ~』最終話も1ケタ!“坂上忍が巨大化”展開に「伝説のドラマ」の声
関ジャニ∞・丸山隆平主演ドラマ『地獄先生ぬ~べ~』(日本テレビ系)が、12月13日に最終回を迎えた。初回13.3%(ビデオリサーチ調べ、 関東地区/以下同)と2ケタスタートを切った『ぬ~べ~』だが、最終回の10話は前週から下がり、1ケタの9.5%を記録し、全話平均は10.07%で終了した。
同作は1990年代に「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載されていた漫画を初めて実写化したもので、「鬼の手」を持つ霊能力教師・ぬ~べ~(丸山)が、教え子たちを守るというストーリー。96~97年にはテレビ朝日系でアニメ化された人気作品で、ドラマ版では妖怪の雪女・ゆきめ役に元KARA・知英(ジヨン)を起用したことや、舞台設定を小学校ではなく高校に変更したことで原作ファンの反感を買い、初回放送後には、ドラマの公式サイトの掲示板に縦読みで「ごみどらま」などと苦情が相次ぎ、炎上騒ぎにまで発展した。
「最終回は、ぬ~べ~に封印されて鬼の手になった覇鬼(坂上忍)が覚醒し、ぬ~べ~と直接対決をするという展開。しかしその対決シーンでは、坂上演じる覇鬼が、戦隊ヒーローやウルトラマンの敵のように巨大化。ネット上では『坂上忍が巨大化してて笑った』『安い特撮モノみたい』と、失笑を買いました。ほかにも、ぬ~べ~が成仏させたはずの美奈子先生(優香)が再び登場したりと、ネット上では『いろいろヒドい最終回』『展開が雑』と、酷評の嵐。関ジャニ∞ファンをはじめ、中には『うちの子どもたちは大ファン』『毎週、子どもたちが楽しみにしてた』と、好意的なコメントも見受けられましたが、最後まで批判がなくなることはありませんでしたね」(芸能ライター)
ドラマではぬ~べ~が、童守高校から小学校へ転勤したところでラストを迎えた。原作者(作画担当)の岡野剛氏が放送後にTwitterで「今回のドラマは、『1人の新任教師が10話かけて原作版のぬ~べ~になるまでの話』って、以前うちのアシさん(アシスタント)が予言してたんだけど、そのとおりだった!」とツイートしており、原作につながるオチにしたものとみられるが、原作ファンからは「最初から小学校でやればよかったのに」「原作につなげるだけなら、(童守高校の)生徒の名前が原作通りなのはおかしい」との指摘も上がっている。
「同作の脚本は俳優で脚本や演出家としても活動するマギーと佐藤友治の2人が務めていましたが、マギーが担当していない回の方が『面白かった』と散々な言われよう。人気作品を実写版する際に賛否両論が出てしまうのは仕方がないものの、マギーのTwitterには、もし続編があるのならば、脚本は『違う方に書いてもらいたい』という声や『脚本が矛盾してた』とコメントする人までいます。総じてツッコミどころが満載の内容だったため、ある意味でいえば『伝説のドラマ』『見どころ満載だった』と、評価されています」(同)
視聴率は初回に13.3%を記録後、2話で7.9%にまで低下し、以降は9~10%台を交互に繰り返していた『ぬ~べ~』。ぬ~べ~が小学校に異動し、見習い霊媒師・いずな(山本美月)もインドの山奥に修行に出かけるなど、その後のストーリーが描きやすい展開で終了したため、「SPドラマやってほしい」「続編に期待」という要望もちらほら上がっている。話題性としては抜群の作品だったが、果たして続編は実現するのだろうか?