MC・恵俊彰も“おばさま”心をわし掴み！　『ひるおび！』好調の真実を観覧で知る

オリジナルバッグは上部をヒモでキュッとすれば巾着仕様にもなる、機能的な2way仕様

　無事オンエアが終わると次の仕事があるのか、八代弁護士はすぐにスタジオを出ていったが、ほかの出演者たちは観覧客の前で立ったままトークをしてくれた。2時間の生放送の緊張が解け、軽く疲れたがフリートークしてくれるというなら別腹だ。室井は「今年っていつまでだっけ？　忘年会いつ～？」などと話を振り、かなりアットホームな雰囲気。話題はハロウィンやクリスマスから、ふかわりょうの「ネットストーカー被害」の話へ。オンエアされないのにかなりの熱弁であった。いやオンエアされないからこそか、放送禁止用語までも飛び出している。

　ふかわが理屈を語る→室井がピシャリと一刀両断、というテレビでおなじみの構図がここでも展開された。それにしても、このフリートークだけで20分超えである。毎日こうして話しているのだろうか。ならば、別の曜日だったらデーモン閣下やDAIGOのトークが聞けるのか。ファンだったらたまらないだろう。そして、おばさま方はこのフリートークにはもう完全に参加している。「大丈夫よ！」「この歳になれば悩みごととか、全部受け止めてあげる！」などと親身になってふかわにアドバイス。おばさま方からすればふかわも悩めるいち青年なのだ。

　また、トークが終わって去り際の恵の手をおばさまが握ったりしている。出演者に握手を求めたりしないよう事前に注意を受けたが、そんなことはもう関係なくなっているおばさま方。番組からのおみやげに紀伊国屋スーパー風デザインのひるおびオリジナルエコバッグをもらい、観覧は終了した。しかし、帰りの準備をしていたところで、隣のおばさまに「予約は？　していかないの？　緑の紙に書いていけばいいのよ」と誘われた。帰り際、おばさまたちはほとんどの人が次回の観覧の予約をしているようだ。数人おじさまもいる。そう、一度来ればエンドレスで『ひるおび！』リピーターになれるシステムが存在するのだ。「いいの？」というような視線を感じながら、私たちは予約せずにTBSを後にした。

　終始元気なおばさまパワーに圧倒された2時間＋20分。観覧客参加のクイズコーナーなど、スタッフからはあまり説明はないが、『ひるおび！』を一度も観たことがない人でも大丈夫。常連のおばさま方が本番中でも教えてくれるので、安心して観覧に行ってみてほしい。

観覧方法：公式サイトから応募、またはハガキで応募
客層：50～60代の女性メイン
特典：オリジナルバッグ、入場整理券がサカス広場のスケート割引券に

みかのはらミキ
漫画イラストレーター。1980～90年代好きで、有名人を「やや～最大に美化」して描くのが持ち味。「星ぽえ夢」スタッフとしては雑誌イラストや携帯コンテンツなどでも活動中。芸能愛に溢れるブログも絶賛更新中。

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