ジャニーズ15組集結も『FNS』最低視聴率! 近藤真彦コラボは「結局、派閥じゃん」
『2014FNS歌謡祭』(フジテレビ系)が12月3日に放送され、一夜限りの超豪華なジャニーズメドレーが実現した。今回は、12月12日にソロ歌手デビュー35周年を迎えるジャニーズ事務所の重鎮・近藤真彦の特別企画で、嵐やSMAPなど、15組が大集結。事務所内の派閥を超えた夢の共演が行われる目玉企画とあって放送前から注目されていたが、午後7時から4時間42分にわたって生放送された番組の視聴率は、15.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で、1996年以降の視聴率では最低記録だったようだ。
豪華な顔ぶれがそろった「ジャニーズスペシャルメドレー」。1曲目は今年4月にデビューしたジャニーズWESTの「ええじゃないか」でスタートし、A.B.C‐Z、Sexy Zoneと若手から先輩へ持ち歌でバトンをつないでいった。14組目のSMAPが「SHAKE」を歌って会場を盛り上げた後は、いよいよ真打ちの近藤が登場。近藤のヒット曲を後輩とコラボレーションするもので、嵐&KAT-TUNが「ギンギラギンにさりげなく」、中居正広・木村拓哉・稲垣吾郎・香取慎吾&Kis‐My‐Ft2で「ハイティーン・ブギ」などを披露した。
「嵐やTOKIO、関ジャニ∞などはジャニー喜多川社長の姪にあたる藤島ジュリー景子氏の管轄で、SMAPのチーフマネジャー・飯島三智氏は、SMAPとKis‐My‐Ft2、Sexy Zoneといった若手グループを手がけています。近年はこの“ジュリー派”“飯島派”の2つの派閥が音楽番組やバラエティーなどで露骨に切り離されることが多くなっているため『FNS歌謡祭』では、そんな派閥の壁を壊した夢の共演が行われると、ファンの期待も高まっていました」(ジャニーズに詳しい記者)
放送を見たファンからは「ジャニーズメドレーは永久保存版!」「フジテレビさんありがとう」「ジャニーズ最高!」といった喜びの声が続出。これまでにないほどに貴重な機会だったが、先述のようにSMAPはキスマイと組むなど、“派閥超え”という点では、物足りなさを感じてしまったファンも多いようだ。ネット上には「結局、派閥ごとでのコラボじゃん」「組み合わせは派閥出てた」「逆に派閥の溝の深さが露呈した」と、辛辣なコメントも相次いだ。
「メドレーが始まる前や、終了後のトークでは出演者が横並びになっていましたが、せっかくのコラボならば、嵐&SMAP、KAT‐TUN&キスマイとか、普段は見られないような組み合わせを期待していいました。しかし、番組協力に参加したファンによると、マッチさんは最後のあいさつで、メドレーには番組司会の草なぎ剛や病気療養中の今井翼が不在だったため、『今度は全員そろって、こういう機会を設けられたらいいな』と、中居くんが言っていたことを明かしたとか。番組観覧の当選者は計280名ほどだったそうですが、応募者は10万人だったという話も。異例の企画だけに全国からの応募が殺到したようです。これだけの人たちが『派閥関係なしの大集合』を待ち望んでいることが、少しでも事務所に伝わるとよいのですが……」(ジャニーズファンの女性)
今回の『FNS』終了後には「これを機に派閥を撤廃してほしい」「これがキッカケになるといいな」と、今後に期待を持つ声も上がっており、なによりも企画のきっかけを作ってくれた近藤に、多くのジャニーズファンから感謝の言葉が寄せられている。今度は草なぎや、今井だけでなく少年隊、山下智久、中山優馬、Sexy Zoneの松島聡&マリウス葉らも集合した形で、再び豪華な「ジャニーズメドレー」をファンに披露してくれることを願いたい。