山下智久の書類送検、ジャニーズ事務所が警察に期待した“配慮”の大誤算
遂に矢口真里が10月23日の『情報ライブ ミヤネ屋』(読売テレビ)で復帰を果たした。寝室“間男”騒動から1年5カ月ぶりだ。とはいえ、マスコミの風当たりは相変わらず強い。特に“間男”をすっぱ抜いた実績を持つ「週女」はさらなる猛バッシングの勢いだ。
まずは芸能レポーターの石川敏男を登場させ、今回のインタビューは大失敗だと語らせる。理由は、「騒動の核心については何も話してないですから」と35点。次は辛口作家の麻生千晶も同様で、「すべてを暴露する度胸があって公に出てくるなら需要はあるけど、あれだけ話さなかったら、なんでこの時期に出てきたの?」とばっさり。
しかし、矢口自身が語っているように、離婚の際の条件で“あのこと”を言うわけにはいかない事情があった。それは結構前からわかっていたことだし、だからこそ、今まで釈明会見さえ開けなかったのだが、この“批判のための批判”には今更感満載だ。しかも宮根誠司のツッコミや、彼女の仕草で、どういうことかはおおよそわかるはず。
さらにひどいのがデヴィ夫人。「不倫の現場を夫に発見されて離婚したことを認め、世間に謝罪しなければ、日本の女性は納得しないでしょう」だって。不倫したら世間に謝罪しなくてはならない? では、離婚前に恋人と熱愛が発覚した中山美穂や、佐藤健とのお泊まりの広末涼子も世間に謝罪しないといけないのか? これまで散々女性の不倫を持ち上げ、取り上げてきた「週女」とは思えない人選、物言いだ。
だが、これも仕方ないのかもしれない。何しろ、「週女」のネタ元は一貫して前夫の中村昌也が所属する大手事務所のワタナベエンターテインメントだと言われているからだ。 間男スクープからナベプロに仕切られていた以上、今更その意向に逆らうわけにはいくはずもない。だから最後まで矢口バッシング!
こうして大手事務所に情報を操作され、懐柔されていく芸能マスコミ。一方、これまで熱心に矢口を追いかけ回してきた「自身」は復帰特需を狙ってか、意外にも好意的。復帰は経済的理由かと書きながら、しかし「(現恋人の梅田賢三と)“バラ色の未来へ”の第一歩」などと2人の関係を“認知”し、持ち上げる。しかも「自身」が撮った激太りの写真が矢口をダイエットに駆り立てたことにもご満悦な様子だ。
まあ、公明正大な芸能記事なんてあり得ないし、面白くないだろうけど、矢口騒動とは芸能事務所の情報戦の“差”が如実に現れた一件でもあった。
3位はなんとも微妙な記事だ。中山美穂と新恋人・渋谷慶一郎の“熱愛ツーショット”がネットにアップされた。投稿したのは渋谷本人。そこで「自身」が2人のその後を追跡、渋谷の母親に直撃している。中山の存在を知らなかったという渋谷ママは、記者の問いかけに「(フランス婚という)形でもいいのではないでしょうか?」と答えている。記事を読む限りそのトーンは大歓迎とはいかないが、まあ大人だから本人たちに任せている、そんな感じだ。さらに「自身」では2人の恋愛はネット上では多数の批判があったことも記す。
一方「自身」は中山の前夫・辻仁成の連載を2カ月ほど前からスタートさせている。その名も「ムスコ飯」。シングルファザーとなった辻が、育児に料理に奮闘する姿が記された“シングルファザー・レシピ”の連載だ。この中山と辻という元夫婦を対比させるような記事が同じ「自身」に掲載される。なんだか、中山の身勝手さを浮き彫りにするようなトーンで。さすが(笑)。