米テレビ界の人気者ハニーブーブー、母親が性犯罪者と復縁し番組打ち切りに!
ぽっちゃり体形ながらも、誰にも負けない愛嬌と個性で美少女コンテストに挑戦する姿が注目され、今やアメリカで彼女の名を知らない人はいないとまでいわれているアラナ“ハニーブーブー”トンプソン。「人間は見た目じゃなく、ハート」「個性が人を輝かせる」というアメリカ人が大好きな言葉をわずか6歳で証明させた“超ポジティブ”な彼女は、ジョンベネ殺害事件以来、あまりよく思われなくなっていた美少女コンテストのイメージを回復させた。2012年からは彼女を主人公としたリアリティ番組が制作され、生意気だけど応援したくなるキャラとして全米にハニーブーブー・ブームを巻き起こした。
ハニーブーブーを一躍有名人にしたリアリティ番組『Here Comes Honey Boo Boo』には、135キロを超える巨体の母親ママ・ジューン・シャノン、ママとは対照的に小ちゃい父親のマイク“シュガー・ベア”トンプソン、ママ・ジューンが15歳で出産した長女アナを筆頭に、ジェシカ、ローリーの3人の姉が登場。一家は、米南東部ジョージア州に暮らす、下品、不潔、マナー知らずと三拍子そろった典型的「ホワイトトラッシュ(白人貧困層)」なため、放送開始当初は「恥さらし」「モラルに欠ける」と非難を浴びた。しかし、誰もがあけすけでそれなりにハッピーに生活している点が受け入れられるようになり、17歳の長女が未婚のまま出産するという衝撃的なエンディングを迎えたシーズン1は高視聴率をマークした。
生意気でお金大好きなハニーブーブーだが、キュートな魅力で視聴者の心をがっちりととらえ、パイやスイカ、ハムの大食いコンテストでも優勝するなど、そのはちゃめちゃぶりでファンを増やしていった。ママ・ジューンも強烈で、美少女コンテストの舞台に立つハニーブーブーに炭酸飲料「マウンテンデュー」とエナジードリンク「レッドブル」を混ぜたものを与えたり、「割引クーポンを使うのが大好き。セックスよりも気持ちよくなる」と発言したり、ゲテモノ扱いされつつも番組でハニーブーブーに次ぐ人気を誇る。しかし、ママ・ジューンのことを、「股がゆるすぎる女」「とんでもないアバズレ」とバッシングする者も多い。というのも、15歳で長女を出産したママ・ジューンの4人の娘は、全て父親が異なり、うち1人は誰が父親なのかわからないというありさまなのだ。
アナの父親は盗癖のせいで刑務所に入ったり出たりを繰り返している前科者、ジェシカの父親はネットで児童ポルノにかかわった罪で禁錮2年の刑を受けた犯罪者、ローリーの父親は不明。ママ・ジューン自身も1998年に不渡り小切手での支払いで有罪判決を受けており、マクドナルドで働いていたときに金庫から3,300ドル(約35万円)盗んだ過去があるなど、黒い過去を持っている。ハニーブーブーの父親であるシュガー・ベアとは、出会い系チャットで知り合い意気投合。会ってすぐに「ベッドインした」と告白したときは叩かれたが、彼とは奇跡的に9年間続いており、ほかの娘たちも懐いていることから温かい目で見守る視聴者も多かった。
しかし、9月。ママ・ジューンは突然、シュガー・ベアとの破局を発表。米大手ゴシップ芸能サイト「TMZ」によると、シュガー・ベアが出会い系サイト最大手の「plenty of fish(魚はうようよいるんだぜ)」に登録しているのをママ・ジューンが発見し、家から追い出したとのこと。ママ・ジューンは、「別れても、私たちにとって娘たちが一番なのは変わりません」という声明を発表。今年1月にシュガー・ベアが家族を乗せた車で事故を起こしたことがあり、その頃から2人の間に溝が生まれたのではないかというウワサも流れた。
その後、ハニーブーブーが寂しそうにしている姿がパパラッチされたが、「TMZ」は消息筋の話として、「番組的にはおいしい。浮気、破局、シングルマザー、デートと今後どんどん面白くなり、高視聴率が期待できるだろう」と報道し、『Here Comes Honey Boo Boo』シーズン4は、最高傑作になるだろうと注目が高まってきた。しかし、放送局のTLCは今月24日、突然番組の打ち切りを決定。撮影済みの未公開エピソードも放送しないと発表したのだ。