SPEED“事実上解散”! 新垣仁絵退所、“沖縄ローカル”島袋寛子ら意外なお仕事事情
上原多香子の夫・TENNさんが自殺したことで、にわかに注目が集まっていたSPEEDだが、メンバーの1人、新垣仁絵が人知れず所属事務所を去っていたことが判明した。
23日配信の「ZAKZAK」記事によれば、新垣は昨年4月に一般人男性と結婚した際、所属事務所との契約を更新せず、同事務所を退所していたのだという。
「結婚を機に、新垣は『タレント活動をしたくない』と事務所に申し入れており、現在ではヨガインストラクターの資格を取得して、フリーランスとして活動しているほか、ファッションデザイナー、イラストレーターとしても仕事をしているとか。つまりSPEEDは昨年の時点で、事実上解散していたということです」(芸能ライター)
確かに事務所オフィシャルサイトから、新垣の名前は消えている。しかしSPEEDのファンクラブ特設サイトには、いまだに新垣の写真が入ったままというだけに「2度の期間限定復活を経て、2008年に本格的な再結成となったSPEEDでしたが、結局はメンバーの気持ちがSPEEDには向いていかなかったということでしょう」(芸能プロ幹部)という。
「特に新垣は、SPEEDの解散直後から音楽活動だけには注力はしていなかったし、いまさら事務所を去っていたとしても別に驚きはありません。各メンバーがソロに転向した直後こそ、事務所社長は『4人分の売上があるから、晩年のSPEEDよりは儲かってるんだよ』なんて笑っていたものですが」(同)
最盛期こそ200万枚を超える売り上げを記録した「White Love」など、ヒット曲を連発したSPEEDだが「再結成後にリリースしたセルフカバーのベスト盤は、オリコンチャートで年間売り上げ80位。年末には『NHK紅白歌合戦』出場、また翌09年には2年続けて全国ツアーも行っていますが、CD産業自体が下火になったということもあってか、その後リリースはアルバム1枚のみです」(同)
もはや完全に「名前だけ残っている」状態のSPEEDだが、他メンバーの近況はどうなっているのか。上原は近年ミュージカルの出演など、東京での仕事が増えつつあったことで夫婦格差の問題が生じていたと報じられていたが、今井絵理子、島袋寛子の芸能活動はあまり聞こえてこない。
「今井は長男が聴覚障がい者ということもあり、10年にはNHK教育『みんなの手話』にレギュラー出演。近頃でもオフィシャルサイトの活動を見ると、手話のイベントに参加しているようです。11月には『全国高校生 第1回 手話パフォーマンス甲子園』にゲスト出演予定とか。ほかにも、『ドラゴンクエスト』のファンであることから、同ゲームのネット配信番組にゲスト出演もしているようですね。歌手活動については、昨年ソロで『just kiddin‘』というアルバムをリリースしましたが、オリコンでは最高位57位という結果でした」(前出・ライター)
またユニット在籍時からhiro名義でソロ活動を行っていた島袋は、13年に本名名義でアルバム『私のオキナワ』を発表。
「FM沖縄で『島袋寛子の「いいね!OKINAWA!」』というレギュラー番組を持ち、昨年は『沖縄音楽フェスティバル』に出演するなど、まるでローカルタレントのような、地元・沖縄をフィーチャーした活動が目立ちます。ほかにも今年夏に、ミュージカル『ヴェローナの二紳士』に出演したり、10月に東京でソロライブを開催するなど、地道に活動を続けていますよ。ただ、ソロライブを行う会場であるAiiA Theater Tokyoのキャパシティは830席ですから、SPEED時代に東京ドーム公演を行った経歴を考えると、過去の人という印象が拭いきれませんね」(同)
当時カルチャー誌では「日本一のガールズユニット」と称されていたSPEEDだったが、報告さえなかったメンバー脱退によって解散とは、少々物悲しい結末。また4人のメンバーが一堂に会する日は訪れるのだろうか――。