「アンジーとは『フレンズ』みたい?」、ブラピを追い込むインタビューショーが大人気
空気の読めないザックはブラッドのイラつきに気づくことなく、「そうそう、プレゼントがあるんですよ」とカラフルな包装紙に包まれた大きな物を贈呈。形からして、マリファナを吸う器具であることは明らかで、過去にドラッグをやっていたことを公言しているブラッドは思わず笑い声を上げ、「なんだろうねぇ」と笑顔に。ザックは木管楽器である「バスーン(ファゴット)」だと真顔で言い、ブラッドは、「へぇ。ボーリング球かと思ったよ」「オレは父親なんだぜ? 家でバスーンなんてやんないよ」と不適切なプレゼントに対して皮肉たっぷりの感想を述べた。
その後もザックは、「あなたの精子を、1~2個お借りしてもいいですか?」と聞いたり、ブラッドが行っているチャリティーについて説明している最中に、「すみません、時間なので」とスタンドアップ・コメディアンを登場させてつまらないトークをさせたり、ブラッドに対する配慮ゼロのインタビューショーを展開。テンション・マックスのザックは、「あなたとジョージ・クルーニーは、よく一緒にタキシード着ますよね。“オレたち、伊達男だなっ!”って言うことありますか?」とニコニコ顔で質問するのだが、最悪だという雰囲気を漂わせるブラッドは「いや、そんなことしたことないね」とポケットから出したチューインガムを噛みながら答える。
ブラッドの気持ちがまったく乗っていないことに気づいたザックだが、「日焼けするの、さぞかし大変でしょうね」「だって、あなたは奥さまの陰に隠れて生きてるでしょ」とキツイ質問を投げ、さらに、「アンジェリーナ・ジョリーと最初に会ったときって、どんな感じでした? ロスとレイチェルのような運命的ロマンスだったんでしょうかね。あっ、知ってます? 『フレンズ』って番組なんですけど」と問いかける。『フレンズ』はブラッドも大ファンだったアメリカの国民的コメディで、レイチェルはブラッドの元妻ジェニファー・アニストンが演じていたキャラクター。ブラッドがアンジェリーナと不倫し、ジェニファーと離婚したのはあまりにも有名な話だ。さすがのブラッドも、この質問には噴飯しそうになり、手を口に当ててじっとこらえていた。
なお、ブラッドが噛んでいたチューインガムだが、咳き込んだはずみで飛び出してしまい、それをザックが口に入れるという汚い展開に。しかめっ面をしたブラッドが、「最後のガムだったのに」と言うと、ザックは口から出して投げ、なんとブラッドはそれを再び口に入れるという下品な笑いを誘った。そして、最後にザックが、「外見ばかりが話題になり、本当のあなたは大したことない大根役者だってみんな知らないことについては、どう思われます?」というこの上なく侮辱的な質問をしたとき、ブラッドはクチャクチャ噛んでいたチューインガムをザックめがけて思いっきり吹き出し、ガムは見事顔面に命中。無言のザックを尻目にブラッドは大声で、「ハイ、お次の質問はぁ?」と言い、動画は終了する。
ファミリーマンというブラッドのイメージがガタガタに崩れるようなこの動画に、ネット上では、「笑えなかった」「ちょっと、これはひどくない? ブラッドも終始気まずそうだったし」という声が上がった。しかし、大半が、「最高!」「この脚本、ブラッドも手を加えたのかな? ユーモアセンスありすぎ」「アンジーも出ればいいのに」と絶賛するもので、ブラックではあるものの、動画をギャグとして楽しんだ者が多いようだ。
動画だが、すでに500万回近く再生されており、視聴回数これからもグングン伸びるものとみられている。母になってもドキッとするような発言をするアンジェリーナ同様、家庭人になっても、完全に守りには入らず、汚いイメージがついても構わないと挑戦し続けるブラッド。今後も、このようなブラックコメディにどんどん挑んでほしいものだ。