「ダウンタウンランク外」「設楽が意外に稼いでる」有名人高額所得のランキングのウラ事情
9月29日発売の「週刊現代」(講談社)に、最新版の有名人高額所得ランキングが掲載され、ネット上で話題になっている。ランキングトップ3は1位が秋元康で25億円、2位がビートたけしで15億8,000万円、3位がタモリで9億9,600万円。以下、明石家さんま7億9,200万円、古舘伊知郎6億5,000万円、SMAP・中居正広6億4,000万円、堺雅人3億8,000万円、バナナマン・設楽統3億5,000万円、宮根誠司3億円、小倉智昭3億円となっている。
AKB48だけでなく過去のヒット曲の作詞印税、さらにはAKB48が出演する番組は企画・監修として1本50万円のギャラを得ているといわれる秋元。ネットユーザーも、彼のトップという結果には「納得」といった様子。ほかにも、「タモリは『いいとも』が終わったから、来年は下がるかな」「ビートたけしって、こんなに稼いでるんだ」「この金額って本人の手取り?」「なぜダウンタウンが入ってないの?」など、さまざまな意見が飛び交っている。
「大手プロ所属と個人事務所では受け取る額がまったく違うし、中には月給制の者も含まれているため、収入ではなく事務所が受け取った金額をまとめているのでしょう。ただダウンタウンに関していうと、あえてランキングから外された可能性があると思います。吉本興業は、コンビで活動する芸人がピンで仕事をしても、結局個人ではなく、コンビのギャラとして扱われるそうなんです」(スポーツ紙記者)
また注目すべきは8位の設楽だ。ネット上では、「兄貴分のとんねるずを超えてるの?」「有吉弘行やマツコ・デラックスより上なんだ」などと、驚きの声も出ているが、「帯番組『ノンストップ!』(フジテレビ系)が1本50万円、さらに2年連続番組出演本数1位と、設楽のこの金額は、まさに努力のたまものだ」(芸能ライター)という。
「CMギャラも決して高くない設楽だけに、ほかのタレントと比べると、完全に“チリも積もれば”でのランクイン。ランキングを見ると、確かに1人だけ浮いている印象は否めないですが、この結果は圧巻ですよ」(前出・記者)
さらに週5日のレギュラー番組を持つ古舘(テレビ朝日系『報道ステーション』250万円/日)、小倉(フジテレビ系『とくダネ!』120万円/日)、宮根(日本テレビ系『情報ライブ ミヤネ屋』80万円/日)とキャスター勢も多数ランクイン。特に番組制作まで兼任するという古舘は6億5,000万円と、大金を稼いでいるようだ。しかしこの表を見た、さる大手芸能プロ社長は、ため息混じりにこう話す。
「実際に正確な納税金額が発表されていた時代はよかったのですが、推定の数字が報道されるのは本当に困るんですよ。あまりに高く見積もられてしまうと、税務署に目をつけらないかヒヤヒヤだし、逆に低すぎると『実は大したことないんだね』と見られてしまう。かといって、あまりにも正確な数字を出されてしまうのもいい気はしないので、毎回『正確な金額よりチョイ上』で掲載されてくれたら、と願っています」
高額所得者である芸能人たちにとっても、ギャラや年収にまつわる報道は別の意味でも“死活問題”なのかもしれないが、今回のランキングは一般人のあこがれや夢を一層膨らませてくれたようだ。