往年のゴタゴタ時代を経て“大女優”看板を与えられた、宮沢りえへの疑問
――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!
◎『伊右衛門』がある
宮沢りえ……。可愛かったなぁ。彼女に関する我々日本人の共通認識って「若い頃、可愛かった」であるということを、今回りえママの訃報でまたあらためて確認した感がある。本当に、りえママが跳梁跋扈(ってのもアレだけど)していた往年の宮沢りえの容姿の完璧さたるや。何度見ても「うわ、可愛い~」で二度見釘付け。その可愛さ絶頂での貴乃花との婚約→婚約解消、で激ヤセ→プライベートゴタゴタ、で代役劇から突如2階級特進の「大女優」と。うーむ。「大女優・宮沢りえ」を否定する気は毛頭ないが。りえママ死去のニュースで、各局「宮沢りえのこれまで」みたいな映像流してたけど、作品いっこも出てこなかったんだよなぁ。『たそがれ清兵衛』ももちろんよかったんだけどねぇ。代表作だけ、今度教えて。
◎謹んでお悔やみ申し上げます
上原多香子の夫・自殺か。いやぁ……。速報見て上原多香子のブログ覗いてみたら、前日に「水餃子を作って大失敗」という内容の記事をアップしていた。まさか「水餃子きっかけ」ってことはないだろうが……。何かこう、のんびりした記事とのコントラストで、「突然」の感が増す感じである。あの残りの水餃子、まだ冷蔵庫にあるんだろうなぁ。もう一生水餃子食べる気しないんじゃないかな、上原多香子。水餃子失敗以外に、一家に何があったのか。……ご冥福をお祈りします。
◎芸能界のファンタジー
織田裕二、妊娠! いや、織田裕二じゃなかった、織田裕二の妻が妊娠。今回は書きかけの原稿全ボツで総とっかえのニュース速報ラッシュであるな。しかし、織田裕二の妻がおめでたと聞いた日にゃ、清原の原稿なんて書いてる場合じゃない。誰の子だ。もちろん、織田ちゃんのですね。どんな方法で? もちろん、こうのとりさんが運んで来てくれたんですよね。あーっ、この話題、考え出すともういろいろ止まんない。誰か止めて。いや、止めるより吐き出した方がいいか。運転手さん、二丁目まで!
今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)など。