『HERO』平均21.3%! 成功の鍵は、SMAP・木村拓哉の“自宅カードゲーム大会”!?
13年ぶりに連続ドラマで復活したSMAP・木村拓哉主演ドラマ『HERO』(フジテレビ系)が24日に最終回を迎え、平均視聴率は22.9%(ビデオリサーチ調べ、 関東地区/以下同)を獲得したことが明らかになった。初回の26.5%を超えることはできなかったものの、最終話では、瞬間最高視聴率25.3%を記録。全11話の平均視聴率は21.3%になり、今年に入ってから民放で放送された連ドラの中でトップに輝いた。
茶髪にジーパン姿と型破りな検察官・久利生公平が事件の真相に迫る過程を描いた『HERO』。2001年に放送された第1期は、劇中の木村のファッションが流行するなど、社会現象になるほどの人気に。平均視聴率も34.3%を記録した“おばけドラマ”だ。
「キャストの入れ替わりによる人気低迷も心配されましたが、平均20%を超えて、フジや木村サイドもホッとしているのでは。その一方で視聴者からは、第1話で触れた前作のヒロイン・松たか子に関して『伏線が回収されてない』との指摘も。また、今作では牛丸次席(角野卓造)に『そっくりの娘がいる』という話が散々ネタにされていたため、最終話でハリセンボン・近藤春菜が『出演するのでは?』と言われていたものの、特にオチもなく終了。松や牛丸次席の話がうやむやに終わったことで、含みを持たせた割には『期待外れ』『消化不良』という声も上がっていました」(芸能ライター)
そんな『HERO』だが、ドラマが支持された裏には、主演・木村の現場での立ち居振る舞いや、チームワークのよさがあったようだ。第3話にゲスト出演した前田吟が、19日に放送されたバラエティー番組『快傑えみちゃんねる 』(関西テレビ)で撮影秘話を告白。前田いわく現場では、撮影で急いでいた音声のスタッフが足をくじくアクシデントがあったそうだが、木村はすぐにスタッフの足首に氷を巻いて応急処置をしてあげていたのだという。たまたまその場面を見た前田は「やっぱり当たる番組ってのは、主役がしっかりしてるんだなと思いました」と語っており、木村の優しさに感心した様子だった。
また同作は、前シリーズも含めて出演者たちのテンポ良い掛け合いが魅力の1つだが、今回も木村を筆頭に、新キャストも一丸となって作品に励んでいた。
「木村君は、今月届いたSMAPのファンクラブの会報で、収録後に出演者たちとご飯に行った話から『そのあと俺んちに寄って、みんなでカードゲームした』と、明かしていました。自宅ということは奥さんの工藤静香やお子さんたちもいたのかなと思いますが、共演者がそこまで木村君のプライベートに踏み込んでいるとは、驚きでしたね。木村君は見慣れた景色の中に角野さんの姿があって『新鮮な景色だった(笑)』とも語っていたので、ほとんどのメインキャストが集結したようです。こうした“決起集会”でチームワークが磨かれて、作品に反映されたと思います」(SMAPファンの女性)
木村は、昨秋放送の主演ドラマ『安堂ロイド~A.I. knows LOVE?~』(TBS系)が大コケしてしまったが、名誉をかけた『HERO』の続編が当たり、ホッと胸をなで下ろしていることだろう。物語の最後には、今回のヒロイン・北川景子演じる検察事務官・麻木千佳が、久利生に感化されて検事を目指す展開で結末を迎えたために、「続編ありそう」と予測する書き込みもあるが、果たして『HERO』は今後どんな形で発展していくのだろうか?