江角マキコと名門学校の深い溝――“ママ友いじめ”の土壌と体質
「週女」によれば、矢口は復帰を真剣に望み、事務所と話し合いを持つなど、実現の兆しがあるという。しかし問題は“間男”として一躍有名になってしまった梅田賢三の存在らしい。事務所は別れることを復帰の条件にしたいが、矢口はそれを拒否しているという。拒否して当然でしょ。というか逆に梅田とラブラブで入籍して、それで梅田も一緒に番組に登場! くらいのインパクト復帰の方が戦略的にもいいと(個人的には)思うほどだ。
ともあれ、事務所が新たに出した条件は、無職の梅田が「ちゃんとした定職につく」ことだって。まあ、これは当然か。そこで具体的に浮上している復帰番組が『さんまのまんま』(フジテレビ系)。その理由はのりピーも中島知子もここで復帰出演しているからだとか。そこで「週女」は事務所に確認すると「何も決まっていませんし、復帰の予定もまったくありません」だって。
こういう記事を“書き得”な“書き飛ばし”記事とでもいうのではないか。何を書いても誤報にはならないから。もし『さんまのまんま』だったらラッキーだし、違ったら「きっと調整がつかず別番組に変更になったらしい」とさえ書けばOKだから。「週女」は矢口不倫をスクープした雑誌だが、それにしては今回の記事は少々お粗末だ。
まるで“朝日新聞の誤報”問題にすり替わってしまったかのような「吉田調書」問題だが、しかしその中身は朝日批判どころの騒ぎではなかった。「東日本壊滅」「死」「パニック」といった恐ろしい言葉が並ぶ。そんな「吉田調書」問題を取り上げた「週女」が注目したのが「バカ」だ。吉田調書にはバカがたくさん登場する。
東電幹部、菅直人元首相を筆頭とする政府要人、原子力保安院——要するに現場以外、原発事故に関連するトップがバカなのだ。国のトップも東電トップも、官庁も。その現状は現在でも変わっていない。にもかかわらず、原発再稼働だけは声高に主張する。やっぱりこの国のトップは狂っている。
そんな「週女」の社会派記事。こうした問題を女性週刊誌が取り上げる意義は大きい。