江角マキコと名門学校の深い溝――“ママ友いじめ”の土壌と体質
下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!
アジア競技大会の萩野公介が金3つ! 錦織圭や体操の白井健三など日本の若い男子アスリートの台頭は見ていて楽しい。そして北島康介である。北島はもちろんアジア競技大会には出場していないが、コメンテーターや評論家として現地入り。『ひるおび!』(TBS系)でも現地からレポート出演していたが、司会の恵俊彰がさかんに「現役ですよね?」と突っ込んでいて気の毒になった。スポーツ選手の年齢って、女性の年齢以上に残酷だ。
第238回(9/18~23発売号より)
1位「山田EYEモード 江角マキコという生き方」
参照「江角マキコ号泣! そして復讐を誓った『魔女狩り教室』全内幕」(「女性セブン」10月2日号)
2位「矢口真里『アノ番組なら復帰します! でも、カレとは別れません』
(「週刊女性」10月7日号)
3位「『吉田調書』に出てくるのはバカばっかり!」(「週刊女性」10月7日号)
※女性自身は合併号休み
「魔女狩り」――なんともオドロオドロしいタイトルである。江角問題に熱心に取り組む「セブン」のトップ特集。ママ友による江角反撃をいち早く掲載した「セブン」だが、今週はこれまでになく“江角擁護”である。長嶋一茂邸への落書きも元マネージャー単独説を臭わせ、イジメ問題当時の江角の心情にも同情する。
「あの当時、江角さんは心身ともに極限まで追い詰められていました」「地獄のような毎日を、ただひたすら耐えて、ひとりで闘っていたんです…」
そして“反江角派”にも言及する。
「反江角派の怖いところは、徹底的に敵を排除することです」
“反江角派”とは長嶋一茂妻一派だが、そう明記しない「セブン」にちょっと不満だが、それでも江角に手を差し伸べれば、反江角派の標的になるような雰囲気で、まるで中世の魔女狩りのようだったらしい。
「“江角派”は、見つけられ次第、ただちに密告され。粛清されるわけです」
まるでかつての共産主義国家のような恐ろしい場所。それが名門・青学だというのだから驚く。「セブン」がなぜ江角擁護に回ったのかの事情についてサイゾーウーマンの姉妹サイト「リテラ」で記されているのでここでは触れないが、遂に江角の反撃の狼煙が上がったということだ。
しかし今回注目したいのは、このトップ特集ではない。注目すべきは同誌で連載されているコラムニスト・山田美保子による“江角分析記事”だ。東京生まれでお嬢様育ちの山田は舞台となった学校(もちろんここでも学校名は伏せているが)を「よ〜く知っている」。だからこその奥深い分析、舞台となった学校の内幕など、これまでの江角記事とは一線を画した“本質を衝く”ものとなっている。
まず山田は「女性目線がないメディアは女同士のホントのところはなかなか描けずに」いることが問題をどんどん複雑化させると指摘する。さらに問題の学校の特徴を熟知している山田は江角のようなタイプは同校では浮いてしまうと分析する。
「なぜなら、この学校でいちばん強いのは、2代、3代と同校に通っているおウチのママで、そのママたちに従うことが最適なことだから」