ジャニー社長、虫よけスプレーで厳戒態勢! A.B.C-Z公演はデング熱対策仕様に
現在、日本全国で猛威を振るっているデング熱。8月頃から東京都・代々木公園を感染の中心地として流行し、渋谷区周辺の地域は特に警戒が必要とされているが、同地はジャニーズコンサートの開催地として有名な代々木第一体育館、ジャニーズショップ(原宿店)など、ジャニーズ事務所やファンに縁のあるホットスポットが多く存在。他人事ではない話題だけに、ジャニーズファンの間でも関心度が高まっている。
若手ジャニーズタレントたちが集結する『ザ少年倶楽部』(NHK BSプレミアム)の収録は、代々木公園近くのNHKホールで月に1回程度行われており、9月8日の収録では番組協力で集まったファンに虫よけシールを配布するサービスも見られたという。さらに、ジャニーズ事務所公式サイト「Johnny’s net」では、サイトトップの一番目立つ位置に、番組協力やコンサートで代々木公園周辺を訪れる際には、虫刺され防止薬の使用などを呼びかける注意文を掲載した。
そんな中、代々木公園に隣接する代々木第一体育館で9月14~15日に開催された、A.B.C-Zのコンサート『A.B.C-Z Summer Concert 2014 “Legend”』。事前にメール伝言板にて、デング熱に警戒するよう、あらためてファンに警戒を促していた。
「当日は、体育館周辺のグッズ販売列に沿う形で、等間隔に『ウナコーワ 虫よけ当番 ポット』などが設置してありました。この商品は室内で使用するための物なので、列に並んでいるファンからは『野外に置いて効果あるのかな?』という声も漏れていましたが、多くのファンは『対策してくれるだけありがたいね』と、ジャニーズ側の配慮に感激していました。また、会場の入り口には虫除けスプレーも置いてあり、MCではメンバーの塚田僚一が体にスプレーをかけて対策を呼びかける場面もありました」(コンサートに参加したファン)
こうした厳戒態勢の中で開催されたA.B.C-Zのコンサートは、2日間で計3万9,000人を動員。16日付の日刊スポーツでは、マスコミの取材に応じたジャニー喜多川社長もデング熱への警戒を強めていたことが伝えられた。同紙によると、ジャニー社長は素足がトレードマークの石田純一を心配し「石田さんも(靴下を)はいた方がいいよね」と発言する一方で、自身も素足だったため、虫よけスプレーを何度も念入りに吹きかけていたそうだ。
「ジャニーズ関係では、デング熱の警戒が強まっている代々木周辺に関連スポットが多いだけでなく、TOKIOがフマキラーの虫よけ器『ベープ』のイメージキャラクターを務め、Kis-My-Ft2は『ウナコーワ 虫よけ当番』(興和株式会社)のCMに出演。嵐・相葉雅紀もかゆみ止めの『ムヒアルファ EX』(池田模範堂)のCMに出るなど、不思議なことに虫よけ&虫さされ対策商品にはジャニーズ勢がよく絡んでいます。ある意味、虫よけの看板を背負っているわけですから、自社タレントからもファンからもに感染者を出すわけにはいかないでしょう」(ジャニーズに詳しい記者)
8月28日の東京株式市場では、デング熱の影響でフマキラーとアース製薬の株価が急上昇したことがニュースになっていたが、国内での感染者は9月15日までに18都道府県で計116人が確認され、まだまだ予断を許さない状況。A.B.C-Zに続いて今月は26~28日まで代々木第一体育館でKAT-TUNのコンサートが予定されているため、くれぐれもイベントに参加したジャニーズタレントやファンから感染者が出ないことを祈るばかりだ。