『HERO』最終話目前で22.3%! フジ・亀山社長、「なんぼでも続編作れる」と前のめり
今期トップの視聴率を稼いでいるSMAP・木村拓哉主演ドラマ『HERO』(フジテレビ系)の第10話が9月15日に放送され、平均視聴率22.3%(ビデオリサーチ調べ、 関東地区/以下同)を獲得したことがわかった。これは初回26.5%に次ぐ高数字で、続編初の3週連続20%台キープに成功した。
2001年放送の連ドラ第1期からキャストが一部変更となったことなどから、“大コケ”が心配されていたものの、フタを開けてみれば、順調に好視聴率を記録している『HERO』。20%を切る回もあったが、10話までの時点で最低視聴率は4話の18.7%にとどまっている。
「12日に行われた定例会見で、フジの亀山千広社長は『HERO』の続編について『社長としては、なんぼでも作れるだろうと言いたいですよね』と、前向きにコメントし、スタッフの顔を見たら『次もあるよね』と声をかける意志があることを明かしていました。局としても、期待通り高数字を維持した『HERO』には、今後もすがりついていきたいところなのでしょう」(芸能ライター)
続編が決定した際には、初期シーズンのレギュラーだった松たか子や阿部寛のゲスト出演に期待が高まっていたものの、15日放送の最終話予告を見る限り、サプライズを煽るような展開はなし。視聴者からは「出ると思っていたのに残念」と、早くも悲しみの声が続出しているが、果たして前作のヒロイン・松と、木村演じる主人公・久利生公平の関係は、どう描かれるのだろうか?
一方、Hey!Say!JUMP・山田涼介が四代目・金田一一(はじめ)を演じている『金田一少年の事件簿N(neo)』(日本テレビ系)は13日に第8話を迎え、視聴率11.5%を記録した。初回スペシャルが12.4%を獲得して以降、2話で7.7%、3話で8.8%にまで低下するなど、このまま1ケタで進むのかと思われたが、6~8話は3週連続で11%台に上昇した。
「9月20日放送の最終回では、冒頭で『重大発表』があると、ドラマの公式サイトで告知しています。しかし『金田一』は、4話の冒頭でも同様に重大発表があると大々的に宣伝し、『映画化決定か』と騒がれたものの、結果的に夏休みのプレゼントクイズの開催発表だったという“期待外れ”の前例があります。それだけに視聴者からは、今度こそ映画化決定の告知に望みをかける声が出ていますが、『DVDの発売決定では』という予想が多いようです」(同)
『金田一』は20日、『HERO』は22日と、どちらもいよいよ次が最終回。有終の美を飾れるのか、視聴率の結果に期待したい。