May J.、「レリゴー」歌わず! イベントで『アナ雪』『紅白』を徹底排除の怪
歌手のMay J.が28日、東京・千代田区の法政大学で行われた「ネスレ キットカット」のイベント「受験生応援キャンペーン2015」に登場した。大ヒット中のディズニー映画『アナと雪の女王』のエンドソング「Let It Go~ありのままで~」を歌い、一躍時の人となったMay J.は、「ディズニー映画の主題歌を歌うという夢を叶えた」という立場から、大学受験を控える高校生にエールを送る「受験生応援アーティスト」に就任。特別講義などを行った。
May J.といえば、同曲のヒットで歌番組などの露出が増えた。しかし同時に、劇中でエルサ役の声優を務め、「Let It Go」を歌っている女優の松たか子と比較されて叩かれたり、オリジナル曲でのヒットがないことから「カバーソング芸人」と揶揄されるなど、アンチも激増中だ。
また6月の時点で、年末の『NHK紅白歌合戦』について、「スケジュールは今から空けています。手帳には仮で『紅白』と書いています」と発言したことで、「聞きたいのは、松の『レリゴー』なのに」とさらにアンチの反感を買ったほか、全国ツアーでも『アナ雪』人気にあやかった「May J.Tour×アナと雪の女王Tシャツ」(5,500円)を発売したことも批判を浴びていた。本人もこの風潮に少なからず悩んでいる様子で、8月10日放送の『情熱大陸』(TBS系)では、全世界で劇中歌とエンドソングの歌い手が違うと主張し、「それを理解されていないのが、すごく残念」と話していた。
今回のイベントでは、このようなネガティブな匂いを封じ込めるためか、May J.側が『アナ雪』を不自然に排除している様子が見られたという。
「『アナ雪』のヒットありきで選ばれた『受験生応援アーティスト』の座だったはずが、この日に受験生の前で歌った曲は『Believe』でした。これもオリジナルではなく、合唱曲のカバーなんですが。当然、集まった高校生も、『レリゴー』を聞きたかったはずですよ。またMay J.は、今後の夢を聞かれ、『今はうまくいかないこともある』と前置きし、『多くの人に歌を通じて笑顔を届けていくことです』と語っていました。今までなら、ここは『紅白出場!』と答えていた場面だと思うのですが……」(ワイドショー関係者)
当日は、ASKA被告の初公判だったことから、マスコミもまばらだったという同イベント。世間からの逆風にMay J.も、ついに「ありのまま」ではいられなくなってきたということだろうか。