カルチャー
指原莉乃とオッサン/ブス差別撤廃への希望
2014/08/28 20:00
指原莉乃の新書『逆転力~ピンチを待て~』(講談社)を読んだ。
「切り替えて考える」ことや「同じ土俵で戦わない」ことなど、興味深く頭が良い人だと関心する内容もあったものの、感想を大雑把に言えば、「コミュ力を磨き、自分の気持ちはねじ伏せたフリをして、でも上下関係は大切に、おじさんの太鼓持ちをしておけば生きやすいよ!」と取れてしまう主張の本であった。
とりわけ、「おとなしい美人には意味がないって言いましたけど、親しみやすさのないブスって最悪だと思う」(『逆転力』p63)という一文には、悲しく気味の悪いものを感じた。
最終更新:2014/08/28 20:00