TBS、ドラマ視聴率が軒並み1ケタの“お通夜状態”! 『東京スカーレット』は5%割れ
現在、午後8~10時台で放送中の連続ドラマ。SMAP・木村拓哉主演『HERO』(フジテレビ系)が20%台を叩き出す一方、同じくフジの『あすなろ三三七拍子』『GTO』の低視聴率が話題になる中で、TBSのドラマ5作品がそろって惨敗してしまっている。
初回に15.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を獲得し、『HERO』に続いて2位の好位置についていた『おやじの背中』(日曜午後9時)は、2話から急降下を始めて8~9%を推移。倉本聰、山田太一、三谷幸喜ら有名脚本家が1話ごとに脚本を手がけ、毎話異なるキャストが出演するオムニバス形式のため数字の変化は予測されていたものの、尾野真千子主演で8月17日に放送された第6話は7.7%と、最低記録を更新した。
「小泉孝太郎主演で昨夏に放送された『名もなき毒』の続編で、月曜午後8時台の『ペテロの葬列』は6~9%を行き来し、7話までで2ケタに届いていません。また、井浦新が主演でTOKIO・松岡昌宏も出演している『同窓生 ~人は、三度、恋をする~』(木曜午後9時)は初回こそ10.9%と2ケタでしたが、以降は6~8%に落ち着いています。同じく、松雪泰子主演でKis‐My-Ft2・北山宏光が出演する『家族狩り』も、初回10.5%から下がり、7話までで5~8%を記録。両作とも2ケタ回復は厳しそうです」(芸能ライター)
このようにTBSの夏ドラマは不調なものばかりだが、この中でも最下位となりそうなのは、火曜午後10時台に放送されている水川あさみ主演『東京スカーレット~警視庁NS係』だ。
「同作は初回から9.8%と1ケタ後半のスタートでしたが、2話で6.6%にまで減。19日放送の6話では4.8%と、今期放送されている同局のドラマの中で最低値を出してしまいました。この枠は4月から新設されたドラマ枠ですが、前期の『なるようになるさ。』も平均7.3%で終了しており、今回も視聴者が定着しなかったようです。夏はレジャーやイベントが盛んな時期のため、もともと夏ドラマは『数字が獲れない』と言われていますが、特にTBSは『半沢直樹』が大ヒットした局とは思えない“お通夜状態”ですね」(同)
今期は2ケタの視聴率をキープできる作品に恵まれなかったTBS。10月からは、西島秀俊、香川照之らが出演する『MOZU Season2』、榮倉奈々主演『Nのために』、関ジャニ∞・錦戸亮主演『ごめんね青春!』の放送が決定しているが、次期のドラマで挽回できるだろうか?