「関ジャニ∞に恨みを持っている?」『エイトレンジャー2』公開中止の脅迫事件でファン騒然
関ジャニ∞主演の映画『エイトレンジャー2』について、以前から公開中止を要求する脅迫文が、関係各所に届いていたことが判明した。スポーツ紙の報道によると、今月1日頃に届いた脅迫文では、配給元の東宝やジャニーズ事務所に対しても文書を送付したとつづられており、また映画が予定通り7月26日に公開となったことには、「腹が立った。8月3日夜に関西地方のある場所に爆弾を仕掛け爆発させる」との“爆破予告”まで記載されていたという。
さらに脅迫文には、爆発物の位置を示すとみられる暗号が書いてあり、県警が解読したところ、甲子園球場の可能性があることが判明した。同日の試合は雨で中止となっており、また爆発も起こらなかった。同地では、9日から第96回全国高校野球選手権大会が開幕し、くしくも関ジャニ∞の楽曲「オモイダマ」が『熱闘甲子園』(テレビ朝日系)のテーマソングに起用されている。そのためファンの間では「犯人は関ジャニ∞に恨みを持っているのでは?」との憶測が飛び交っている。
「関ジャニ所属のジャニーズ事務所だけでなく、警察や東宝と関係各所を巻き込み、また複数の脅迫状を送っているという点から、以前騒動になった『黒子のバスケ脅迫事件』を彷彿とさせる手口です」(週刊誌記者)
人気漫画『黒子のバスケ』(集英社)をめぐる脅迫事件の犯人は、昨年12月に逮捕されていたが、脅迫期間は1年以上も続いており、その間には作品のイベントの開催中止や関連商品の撤去など、多大な損害も発生していた。
「今回の件も社会的影響を考え、すぐに脅迫がストップすれば犯人逮捕までは公にするつもりもなかったようですが、爆破予告となればケガ人が出る恐れもあり、警察もついに情報公開に踏み切ったのでしょう」(同)
また、同映画には元AKB48・前田敦子も出演しているが、今回の報道では前田に関する記述は一切ないだけに、同じくネット上では「犯人は前田のファン?」といった意見も。8日付の「日刊スポーツ」では、ジャニーズ事務所による「脅迫文が送られた事実はありません。コメントは差し控えさせていただきます」とのコメントが掲載されており、あくまで犯人逮捕まで静観を貫く姿勢のようだ。なお『エイトレンジャー』公式サイトでは、東宝が脅迫文が届いたのは事実として、「劇場での安全確保にできるかぎり配慮するとともに、警察のご指導も仰ぎながら、本作の上映を継続させていただく所存でございます」とコメントを掲載している。
「『エイトレンジャー2』は、初日2日間の映画観客動員ランキングでは第5位につけ、興行収入約1億2,500万円を記録しました。前作の『エイトレンジャー』では、最終的な興行収入は12億円で、本作でも同水準の興行収入を記録するとみられていました。しかし、このような事件が起こったため、客足が遠のいてしまう可能性も否定できません。ネット上では、『何も起こらないように』と願う声であふれ返っています。関ジャニ∞は、今年デビュー10周年のアニバーサリーイヤーですが、錦戸亮の窃盗容疑が持ち上がるなど、トラブル続き。こんな状況のまま『24時間テレビ』(日本テレビ系)のメインパーソナリティーを務めるのでしょうか」(芸能ライター)
9日からの全国高校野球選手権大会は、大阪府警は捜査員を派遣して厳戒態勢で望むという。例え爆破するつもりのない“愉快犯”だったとしても、こうした脅迫行為は決して許されないことだけに、一刻も早い真相解明が待たれる。