シュワちゃんが漏らした新作『ターミネーター』原題に、ファン騒然
そんなアーノルドが6日、インスタグラムに「TERMINATOR GENISYS」とプリントされた映画撮影現場の椅子に座る写真を掲載。「アスタ・ラ・ビスタ・ベイビー。TerminatorGenisysのキャストとクルーたちに感謝したい。素晴らしい撮影をありがとう」というメッセージを添え、映画の正式タイトルである『ターミネーター:ジェネシス(原題)』は、本来のスペルである「Genesis」ではなく、同じように発音できる「Genisys」であることを明らかにした。
「Genesis」は旧約聖書の「創世記」を意味するもので、ターミネーターのタイトルにぴったりな単語である。しかし、「Genesis」ではなく、あえて「Genisys」とスペルしたことについて、ネットは騒然。スカイネットがコンピューター版の創世記を創造し、強調するために「Genisys」にしたのではないかという説。「Genisys」はタイムトラベルを可能にしたプログラムではないかという説。サンフランシスコにあるバイオテクノロジー・ファーム「Gen‐Sys」からヒントを得たのではという説。ただ単にスペルミスしちゃったんじゃないかという説まで飛び出し、さまざまな憶測が飛び交っている。
実は、今回の新作『ターミネーター』のように、本来のスペルとは異なるスペルを映画のタイトルにした作品は珍しくはない。ホラーの巨匠スティーヴン・キングの小説を映画化した『ペット・セマタリー』(83)も、墓場という意味の「セマタリー」を、正しい「cemetery」ではなく「sematary」とスペル。ウィル・スミスがジェイデン・スミスと親子共演した『幸せのちから』(06)も、「ハピネス」を「Happiness」ではなく「Happyness」としている。ブラッド・ピット主演の猟奇映画『セブン』(95)も、「Seven」ではなく「Se7en」に。しかし、ネット上では、『ターミーネーター』に限ってはひねってほしくなかった、シンプルにストレートなタイトルにしてほしかったという声が多く、「Genisys」はイマイチ不評である。
なお、米映画ニュース情報サイト「slashfilm.com」は、グーグルで「Genisys」と検索をかけるとコンピューター・プログラムやシステム関連のものが出てくることから、スカイネットが作った、なんらかのコンピューター・プログラムである可能性が高いのではとの見解を示している。
アーノルドは、インスタグラムに、「(撮影は)大変だったが、やりがいがあったよ。楽しかったし、得るものは大きかった」「監督からプロデューサー、カメラチームからケータリング、視覚効果からヘア・メイク――君たちなしでは撮影は不可能だった。完成品を見る日が楽しみだ。ファンはこの作品を見て、なぜターミネーターを好きになったのかを再確認することだろうね。2015年7月1日、アイル・ビー・バック」というメッセージも掲載。撮影には大満足した様子で、写真の後姿からは、67歳の彼に激しいアクションが売りのターミネーターなんて務まるのかというネガティブな声が吹き飛んでしまうような、自信あふれる様子が見て取れる。
「死ぬまで現役」と宣言しているアーノルドが、果たして『Terminator: Genisys』というタイトルに納得できないファンを劇場で満足させることができるのか。公開までまだ1年近くあるが、ネット上では早くもこの作品で盛り上がっている。