【教えて！ゴシップマスター】レディー・ガガはどうして人気が失速してるの？

2.セクシーになり違和感が出てきた

　ガガはスマートな体形だったため、これまで露出度の高い衣装でも芸術性に目が集まり、「いやらしい」とは思われませんでした。しかし、体重が増えてきたことで体が丸みを帯び、セクシーな女性になってしまい、「性むき出しのガガは見たくない」「いやらしくて子どもに見せたくない」と思われるようになってしまいました。彼女の表現する世界観に激太りした体形はそぐわないと、ファンが無意識のうちに感じ取っているようです。

3.コラボするアーティストの質が低下した

　かつては革新的なフォトグラファー、ニック・ナイトとタッグを組み、美しく芸術的な写真を撮ってきました。しかし、話題性があるからか、エロい写真を撮らせたら右に出る者はいないと言われるものの、セクハラで訴えられ続けているフォトグラファー、テリー・リチャードソンと組んだことに多くのファンが落胆。また、変態でロリコンだとウワサされている歌手R・ケリーともコラボし、「コラボ相手がダウングレードしている」と、がっかりする声が上がるようになったのです。

4.奇抜なパフォーマンスがマイナス効果に

　ガガは歌唱力だけでなく、パフォーマンスでもファンを魅力してきました。生肉ドレスや巨大な卵から出てくるなど、独自の信念・美意識に基づいた奇抜な衣装でマスコミやファンの度肝を抜いてきました。しかし次第に、センセーショナルであり続けるために奇抜なことをするようになってきたと思われるように。ゲロ吐きパフォーマーとのコラボは、「摂食障害に苦しむ人たちをバカにしている」と激しくバッシングされてしまいました。

5.ファンを騙していた疑惑

　慈善家として知られるガガは、自身が立ち上げたファンとの交流SNSサイトで、「リトル・モンスター基金」を作り、マイノリティへの差別やいじめをなくす活動をしている団体への寄付金集めをしました。しかし、200万ドル（約2億円）集まった寄付金のうち、寄付されたのはたったの5，000ドル（約50万円）だったと報道。SNSを通して大勢のファンを獲得してきたガガにとって、この一件は信頼と人気を失う致命的なことになったとされています。

　これらの理由により、「ミステリアスでカッコいいアーティストだと思っていたけど、全てが偽りだったのかもしれない」と思われるようになってしまったガガ。ピンチなのは人気だけではありません。彼女はツアー中の昨年2月に右股関節唇損傷のため手術が必要となり、残り21公演をすべてキャンセルしました。この時のチケットの払い戻しは2，500万ドル（約25億円）以上で、10月にはガガのことを残業代未払いで訴えていた元アシスタントに和解金を支払ったと伝えられています。『ARTPOP』の売り上げも期待外れで、『the ARTPOP ball』ツアーの売れ行きもイマイチ。お金のかかる派手で奇抜なパフォーマンスをやめることはできないため、彼女は今、人気低迷に悩むだけでなく、金銭的にもかなり困っているのではと報じられているのです。

　ここぞとばかりにコケにされまくられているガガですが、彼女はマドンナのように金と名誉に貪欲なアーティストではありません。裕福な家の出身で、ピアノなど音楽や芸術の下地はきちんと持っている、正統派アーティストなのです。インパクトのある奇抜なMVやステージライブばかりが取り上げられがちですが、彼女の才能が最高に生かされるのは“ピアノの弾き語り”という評論家も少なくありません。人気が低迷していることは紛れもない事実ではありますが、彼女の音楽や表現にはまだまだ無限の可能性があり、これまでとは打って変わった一面を見せれば、新たなファンを獲得することも難しくはないでしょう。

ゴシップマスター：Ellie
アメリカでの生活が長く、米メディア事情にも精通している謎の女。日本の雑誌やウェブサイトで海外セレブゴシップを担当し、日夜ゴシップまみれになっている。

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