ジャニーズJr.中村嶺亜、「ズル」発覚で疑われる「ぶりっ子」キャラの眉唾度
今回は、『ガムシャラ!』(テレビ朝日系)に出演中のジャニーズJr.中村嶺亜の謎について考えてみたいと思う。
中村嶺亜は、1997年生まれ、スノボーやスケボー・油絵が得意で、NEWS・手越祐也をあこがれの先輩とする「ぶりっ子」アイドル。以前から、どこにいても浮き立つ存在感が気になっていたのだが、それが決定的になったのが『ガムシャラ!』8月23日放送分だった。嶺亜の「ズル」が発覚したことで、同じチーム「者」のメンバーでJr.の井上瑞稀の口から、こんな衝撃的な発言があったのだ。
「(嶺亜が)ズルいのは前から知ってました」
『ガムシャラSexy夏祭り』で「ファンカッション」(打楽器によるパフォーマンス)をやってきた「チーム者」だが、嶺亜はシンバルキックの練習のとき、足で蹴るところができずに手で叩いてごまかしていた。そんなズルがバレて爆笑する嶺亜だったが、ポイントは、この指摘をしたのが、非常に真面目で努力家でおとなしい性格の瑞稀だったということだ。
嶺亜と瑞稀は「同期」ということもあるが、何がスゴイって、いつも黙々と自分の仕事をこなす優等生の瑞稀が、他者への「毒」を吐くということ。おとなしくて良い子すぎるほどの瑞稀から、そんな発言を引きだしたのは、プロの「ズル師」の成せる業だと思う。大したものだ。
実は、7月13日放送分では、「ファンカッション」の練習中、同チームメンバーの松倉海斗が思うようにできずに悔し涙をこぼすシーンがあったのだが、その瞬間、松倉に声をかけて慰めるわけでもなく、嶺亜はなぜかダッシュで外に出ていった。この「奇行」について、ネットでは「おしっこをガマンしてたんじゃないか」「単に気づいてなかっただけでは?」「涙を見なかったフリしてあげたんじゃ?」などの憶測が飛び交ったが、事実は闇の中である。
思えば、日頃から、表情づくりや仕草など、ぶりっ子で、「女子力」が高いといわれてはいるが、顔立ちは実は女子っぽくないし、目はひどく冷静な「三白眼」をしている。また、誰とも群れない&誰ともなじまない距離感、「孤高」の雰囲気は、むしろほかのJr.より、よほど男らしいんじゃないかと思うときもある。同番組において、草津で湯もみをする回もあったのだが、「チーム者」のガリガリひょろひょろのチームメイトたちに比べて、1人だけかなり細マッチョだったのも印象的だった。自称「握力21キロ」というのも、実際には怪しいものだと思っている。
誰ともキャラがかぶらず、とてつもなくヘンテコで、何を考えているのかわからない、ぶりっ子に見えて男っぽい気もする、とにかくミステリアスな中村嶺亜。知れば知るほどわからなくなる、気になる存在だ。
(田幸和歌子)