仕事面の悩みゆえ? 『24』出演俳優がK・サザーランドを痛烈批判
複数の出来事が同時進行する斬新なストーリー構成で、世界的な社会現象を引き起こしたドラマ『24 ‐TWENTY FOUR‐』。不屈の精神でテロリストに立ち向かう米連邦機関の捜査官ジャック・バウアーを演じたキーファー・サザーランドは、硬派な中年男として多くのファンを獲得し、俳優として再ブレイクした。
『24』は2001年に放送スタートし、10年のシーズン8で終了となったが、復活を願う熱狂的なファンが多く、イギリスを舞台にした『24‐TWENTY FOUR‐ リブ・アナザー・デイ』が制作されることに。アメリカで今年5月から7月まで放送された同作は高い視聴率を記録し、『24』人気はまだまだ続いていることを証明する形となった。
そんな中、『24』シーズン8に出演していたコール・オーティス捜査官役のフレディ・プリンゼ・ジュニアが、キーファーのことを辛辣に批判した。
カリフォルニア州サンディエゴで毎年開催されている祭典『コミコン・インターナショナル』に出席したフレディは、米大手ラジオ番組『ABCニュース』の取材を受け、「『24』に出てたけど、マジで最悪だったね。全ての時間が苦痛で、嫌で嫌でたまらなかった。キーファーはプロ意識のカケラもない最低な野郎だし。別に悪口なんかじゃないよ、みんなそう思ってるしね。本人の目の前で言ってやってもいいさ」と不満を炸裂させた。
「そういうわけで、『24』の後は俳優業を辞めたくなってね。だから、(プロレス団体)WWEのビンス・マクマホン(会長)のもとで働いたんだよ……。まぁ、彼の方がクールで背も高かったしね。『24』の撮影で強制されたように、靴を脱がなくてもよかったし。いっそのこと、(キーファーを)リンゴの木箱の上にでも立たせておけっていうんだよ。それか、オレを雇うなと言いたい。オレは6フィート(約183cm)で、奴は5フィート4インチ(約163cm)なんだぜ」と、キーファーの背が低いことに対する不満もぶちまけた。
キーファーのどういったところが「プロ意識のカケラもなかった」のか。フレディは具体的には明かさなかったが、米ゴシップ芸能サイト「TMZ」は彼と親しい消息筋からの情報として、「フレディは、キーファーが酔っ払った状態で撮影場に現れたことに腹を立てていた」と報じた。キーファーは、もうすぐ撮影だと知っていながら酒を浴びるほど飲み、ひどく酔った状態で撮影場に登場。使いものにならないため、控え室であるトレーラーの中に何時間も立てこもり、キャストやクルーたちを待たせることが頻繁に起こっていたのだという。キーファーのせいで、撮影終了時間は大幅に遅れ、キャストやクルーは家族と過ごす時間が激減。私生活までをもメチャクチャにされたと誰もが憤りを感じていたというのだ。
また、フレディはキーファーが気分屋で、気に入らない人を次々とクビにしていたとも言っていたとのこと。『24』のプロデューサーたちは、そんなキーファーを咎めることなく、それを目の当たりにしたフレディは何もかもが嫌になってしまったという。消息筋によると、フレディは『24』シリーズを引き継ぐ重要な役どころを演じていたのだが、キーファーのおかげで撮影が最悪のものとなってしまい、後継者になることを辞退したとのことだ。