「ハンサムな美少年!」10代のクリス松村に大はしゃぎの徹子、現在の姿につけたアダ名
クリス松村に関して、徹子が気になることは、2つあるようだ。1つは、「少年時代のハンサムさ」、もう1つが「いつも短パンをはいている」こと。
クリス松村がゲストに登場した7月22日放送の『徹子の部屋』(テレビ朝日系)は、その気になることに焦点が当てられた放送だった。オープニングのルールル♪ が流れる中、10代のクリスの写真がアップで映しだされ、「さあ、このハンサムな美少年!」と徹子が紹介した。
トークの前半では、父が外交官、祖父は代議士という家庭に育ち、厳粛な父親への葛藤があったことを語るのだが、「お父様としては、なんで1人だけそういう子が」と、結構ズバンとナイーブなことを打ち込む徹子。しかも、その発言の後に「短パンで」となぜか続けるが、短パンはこの流れに関係はないだろう。そんなに気になるのか。
そして、徹子が「ハーフパンツにしだしたのは、何かわけがあるんですか?」と直球で質問する。
「半ズボンにしたら少し足が長く見えるんじゃないかとか、背が高く見えるんじゃないかって」
とクリスは返答し、「体育委員をやってたから」とも付け加えた。「自分が体育委員だということを示すために、みんなはジャージを着てても、自分だけは真冬でも、雪の降る日でも雨の降る日でも、短パンTシャツ」。徹子はこの説明で納得できたのか。
その後、再びオープニングと同じ10代の頃の写真が映る。「見て! カワイイわねぇ~」と喜ぶ徹子は、1歳の時の写真が映っても、「アナタ、ホント、小さい頃カワイかったのねえ」と“カワイかった”と強調。徹子は、目の前のクリスとの対比で「あんなにカワイかったのに」というのが面白くてたまらないわけだ。クリスがバレー部の男子に失恋した話をしても、「今お話してらっしゃるのは、さっきの顔のときですからね、例のカワイイ顔の」と強調する。
「すいません。いちいち大丈夫です、ご説明していただかなくても」
ソフトに凹むクリス。それでも、「でもやっぱりほら、こういうふうな感じだったっていうのをちょっとね」と主張する徹子。「こんなにハンサムだった」ことを伝えるのが、何より大切なのだ。
ところで、オネエではあるが化粧や女装をせず、ゴージャスな見た目になったりするでもなく、外見からのオネエ記号はないクリス。心は誰よりも乙女だが、見た目は全力でやせ形おじさんである。本人も、「私は確かに見かけはおっさんだということはわかってます」と言う。しかし、テレビ番組ではその外見を「漢字の傘という字とか、おばあちゃんのがまぐちとか、備長炭とか、切り株……」といったあだ名でイジられる。そんなふうに共演者からあだ名で笑われる姿に、クリス母はいつも腹を立てているという。しかし、徹子もクリスにあだ名をつけていた。「クリスマス」。
「そんな美しいあだ名がついたことは、1回だけです!」
と叫ぶクリス。そうか、面白がるけれど、美しいあだ名をつけているという、そういう優しさが、徹子なのか。そう感心していると、エンディングの残り数秒で徹子がぶち込んだ。
「やっぱりパンツがここまでなもんですから、やっぱりね、いろいろとね……」
今回のパンツの短さが(結構なひざ上短パンだった)、最後までどうしても気になっていたらしい。もうちょっとクリスの話も聞いてあげてください、徹子さん。
(太田サトル)