ジャニーズタレントの“黒塗り”写真がなくなる!? ウェブの画像使用緩和にマスコミは……
ウェブ上への所属タレントの画像掲載に対して、厳しい規制を敷いていることで知られるジャニーズ事務所。以前は出演ドラマや映画の公式サイトでさえ掲載NGだったが、2008年頃から徐々に解禁。11年にはジャニーズ事務所の公式サイト「Johnny’s net」及び有料携帯サイト「Johnny’s web」での、タレントの画像が全面解禁となるなど、時代の波を鑑みてか、次第に規制を緩めている。そしてこのほど、新聞の「紙面ビューアー」(紙面をネット上にそのまま表示し、スマホやタブレットで閲覧できるサービス)での画像掲載も、ついに解禁されたことがわかった。
「これまでジャニーズタレントのインタビュー記事や、出演ドラマの紹介記事などに添えられていた写真は、紙面ビューアーだと写真掲載部分が黒塗りされているか、空白にされていましたが、これがそのまま見られるようになった。ジャニーズの著作権管理を行っている『株式会社アートバンク』から、正式に発表されました」(スポーツ紙記者)
これはかなり大きな“改革”か……と思いきや、業界内での反応はそうでもない。
「あくまで一般紙大手5紙の紙面ビューアーのみでの適用で、紙面形式でないウェブ版では引き続き画像使用はNG。芸能ネタを多く扱うスポーツ紙は、紙面ビューアー機能の運用を始めていませんから、ぶっちゃけほとんど恩恵はないですね」(同)
さらに、細かい規制もあっての解禁処置のようだ。
「例えば、SMAP・木村拓哉のNikonの広告など、企業側がお金を払って紙面に載せてもらう広告写真に関しては、引き続きNGで黒塗りになる。また、ジャニーズタレントの写真は1ページに原則3枚までなど、色々な規制があります。かえって面倒な印象が増したような気さえしますが、これがうまくいけばネットでの画像規制がどんどん解除されていくのではないか、と前向きに話しているメディア関係者もいます」(同)
実際の“全面解禁”にはまだまだ時間がかかってしまいそうだが、少しでも多くの写真に触れる機会が増えることは、ファンにとってありがたい話。今後のジャニーズサイドの動きに期待していきたい。