「主演は第2のブラピ」!? カート・コバーンの伝記映画、ようやく撮影か
伝説的バンド「ニルヴァーナ」のフロントマン、カート・コバーンが他界し今年で20年。今なお、カリスマ的人気を誇る彼の伝記映画が、来年製作される可能性が高いと報じられた。カートが亡くなった当時妻だった、音楽界のトラブルメーカー、コートニー・ラブが明かしたのだが、前途多難だと製作を不安視する声が上がっている。
両親の離婚によって内向的となり、ナイーブな少年期を送ってきたカート。16歳でストリッパーになり、麻薬と酒にどっぷりと浸るなど壮絶な人生を歩んだコートニー。2人は1991年にライブハウスで出会い、コートニーがカートに一目惚れ。92年2月にはできちゃった結婚をした。
結婚した年の8月に娘フランセスが誕生するが、コートニー、カートともにドラッグとアルコールがやめられず、生活はメチャクチャ。カートは、ニルヴァーナが大ブレイクしたことによるプレッシャーや、プライベートを喰いものにしようとするマスコミに心底辟易し、薬物の使用量が日に日に増していった。コートニーはカートに、「娘のためにも一緒にやめよう。頑張ろう」とリハビリを強要したが、精神がボロボロだった彼は苦しい治療に耐えられず、94年4月5日、1人で自宅で拳銃自殺をした。享年27歳だった。
カートの死については、離婚したがっていた彼の資産を目当てにコートニーが人を雇って暗殺したという説が流れたが、彼女はこれを強く否定。その後、コートニーは、ニルヴァーナの作品の出版権をめぐってバンドメンバーと対立したり、娘から毒母だと言われ絶縁されたり、薬物をやめようとリハビリして激太りしたかと思ったら激痩せしたり、Twitterに意味不明なツイートやエロ写真を投稿するなど、相変わらずタブロイドを賑わせる“熟年お騒がせ女王”として知られている。
コートニーは今年4月にニルヴァーナがロックの殿堂入りを果たしたセレモニーで、長年不仲だったバンドメンバーのデイヴ・グロールとハグをし、和解したと話題に。数年前から製作がウワサされてきた、カートの伝記映画の企画がこれで一気に進むのではないかと期待が寄せられた。そんな中、コートニーが、伝記映画は1年くらいのうちに撮影に入ると発表した。
先日、フィリピンのニュース芸能サイト「Inquirer.net」のインタビューに応じたコートニーは、「カートの伝記映画が、今後1年くらいの間にクランクインすることになるはずよ」と発言。誰がカートを演じるのかについては、「(ハリウッド最大のタレント事務所)クリエイティヴ・アーティスツ・エージェンシーが、アタシに直接デモ映像を送ってくるんだけど」「アタシが、この人って決めるのは嫌なの。事務所に任せる。素晴らしい事務所だしね。でも、もちろん意見は出すわよ」と口を出す気満々。
事務所が送ってくれたカート役の候補のデモ映像にも全て目を通しており、「みんなすごくカワイイ男子ばっかり。超かわいくて、困っちゃう」と大興奮。「誰なのかは言わないわよ。言うことでダメになっちゃったりしたら嫌だから」と言いつつ、「25歳のブロンドの超美青年で、“次世代のブラッド・ピット”って子がいるのよ」と心を奪われている俳優がいることを匂わせた。「そんな男子ばっかなのよ。顔がいいだけじゃなくて、俳優としても素晴らしい子も少なくないし」と楽しくて仕方ないようだ。