激太り&乳首ポロリのレディー・ガガに、ファンから激しいバッシング
世界中に熱狂的なファンを持つレディー・ガガが、再び激太りしてしまい、ファンから手厳しい言葉を浴びせられている。
2008年にデビューした後、数年間は、ガリガリの体にまとった奇抜なコスチュームが注目を集めてきたガガ。宇宙服のようなコスチュームに、生肉コスチューム、テープを巻きつけただけの姿でミュージックビデオに登場したこともあるが、どんなに露出度が高くても痩せた体と無表情ゆえに「エロさがなく、カッコいい!」と人気を集めてきた。
しかし、10年に元ツアーマネジャーが『Poker Face/The Rise and Rise of Lady Gaga』という暴露本を出し、「ジャンクフードを過食しては極端なダイエットをするということを繰り返していた」「体重が落ちると、衣装をかっこよく着られると喜ぶ」「09年には6回入院したが、すべて無理なダイエットが原因」だと激白。ガガは摂食障害だと明かし、世間を驚かせた。
12年4月にはガガ自身が、「ポップスターは食べないものなのよ」とツイート。これにはさすがのファンたちも戸惑い、「2,200万人のフォロワーに拒食症を勧めている」とバッシングされる騒ぎとなった。これがストレスとなったのか、ガガは10キロ以上太ってしまい、「露出度の高いステージ衣装がパツパツで醜い」と、これまたバッシングされる羽目に。その時は、「パパのレストランの食事がすごくおいしくって。行くたびに2kgずつ増えていくの」と弁解しつつも、「15歳の頃から過食症と拒食症に悩まされてきた」と告白。ファンと交流するために立ち上げたSNSサイト「LittleMonsters.com」に下着姿の写真を掲載し、「これが私。どんなサイズでも自分に誇りを持てるわ」と堂々と発言。世間の共感や支持を得たが、「私よりアデルの方が大きいのに、なんで彼女は何も言われないの?」とボヤくなど、太ったと言われることをかなり気にしていた。
2013年2月にドクターストップがかかり、股関節唇損傷の手術とリハビリを受けるため、半年近く活動を停止。8月にはスリムになった全裸写真を公開し、痩せたことに気をよくしたのか、ファッション誌「V」で過激ヌードまで披露。ガガは「体重が増えたことばかり注目されると、音楽が全然注目されなくなる。だから痩せる必要があった」と説明し、「ありのままでいいって言ってたのに」と訝しがるファンに理解を求めた。「私は私」と強調し、これまで以上に我が道を進むと宣言したガガだが、嘔吐アーティストとコラボし、ステージの上で熱唱する自分にゲロをかけさせるパフォーマンスには、「ついていけない」という声が殺到。摂食障害を克服したデミ・ロヴァートらセレブからも、「過食嘔吐を勧めるようなパフォーマンスだ」と批難されるようになり、イメージダウンとなってしまった。
そんな中、ガガがまた激太りしたとネットで大騒ぎされるようになったのだ。
複数の米芸能サイト・ゴシップサイトなどに掲載された、現在行われているワールドツアー『ArtRave: The ARTPOP Ball』の写真を見ると、ガガは全体的にムチムチしており、特に尻と太ももの肉づきがよくなっている。例により黒の編み込みタイツをはいているので、余計に強調されるのかもしれない。腹部も丸みを帯びているのだが、後姿も丸く、衣装から肉がハミ出ているように見えてしまう。ステージの上では常に動き回っているため、故意に太って見えるショットが流出させられていると思われるが、復帰直後に比べると体重が増加しているのは明らかだ。
太ったり痩せたりを繰り返すセレブは珍しくない。しかし、若者たちや差別に苦しむマイノリティーに強い影響力を持つガガが、「ありのままの自分に自信を持とう」と声を大にしつつ、ダイエットしリバウンドすることに矛盾を感じる人は多いようで、ネット上では再び激太りしたガガに手厳しい声が殺到している。
Twitterに、「彼女のコンサートに行く人がいるなんて信じられない」「太りすぎで魅力ゼロのパフォーマーなんて、誰も見たくないわ。オエッ!」とツイートする者、写真を掲載した記事のコメント欄に「曲線美なんかじゃないでしょ。ブヨブヨじゃん。これで吠え続けてるんだからタチが悪い」と書き込む者、「35歳なんだから年相応の体形でしょ」と28歳のガガをさりげなくディスる言葉も上がっている。あまりの叩かれように、「みんな大人になろうよ」「別にいいじゃない」と彼女をかばう声も出ているが、一度巻き起こったバッシングを収めることはなかなか難しいようである。
ガガはこの騒動に当初は沈黙していたが、22日、写真共有アプリ「インスタグラム」に、天然か人工か判別のつかない毛皮のコートを羽織った裸体白黒写真を投稿し、「自慢の曲線美よ」というメッセージを添付。14万以上の「いいね!」が集まり、応援のコメントも殺到したが、中には「いや、デブでしょ」「毛皮を着てるの?」と批判する声も書き込まれている。ガガは先日、「乳首に自由を!」というキャンペーンを支援しようと思ったのか、乳首露出禁止のインスタグラムに乳首丸出し写真を掲載後、すぐに削除しており、その時も「下品」だと叩かれてしまった。インスタグラムはTwitterほどうまく活用できていないようだが、今回も「曲線美」と「毛皮を着ていること」で炎上しそうな状態だ。
世界的な大スターなのだからネットの声など気にしないだろうと思いきや、アーティストとしてのプロ意識からか、ガガが自身の体重の増加に気を使っているのは明らか。インスタグラムには太って見えないような写真ばかりが投稿されており、相当気にしているようである。
多少外見が変わったとしても、ガガの歌唱力は確かなもの。派手なパフォーマンスや激しいダンスだけでなく、弾き語りも高く評価されているのだから、本当のファンが彼女のもとを離れることはないと思われる。体形や体重ばかり気にかけるようになり、無茶なダイエットをして体調を崩し、ツアーをキャンセルする事態に陥らないことを祈るのみである。