遠野なぎこ、55日スピード離婚の裏で蠢く“疑惑の男”の打算と失策
すると突然遠野が「帰る!」と叫び店から出て行った。追いかけるAさん。そんなことがあった翌日、記者のメールに「修復不可能かも」とのメールが届き、その数時間後、遠野夫妻は離婚届を出したという。
普通に考えれば芸能記者として大したお手柄である。離婚直前まで話題の芸能人とその夫から話を聞き、密着取材まで成功していたというなら。しかし記事には多くの疑問、疑念がある。そもそも芸能記者が遠野の夫の店に、偶然「ふらり」と入ることは考えられない。当然、知っていて「店での夫婦仲の様子でも見てあわよくば記事に」という下心があったはずだ(もし、ないというならそれこそ芸能記者失格である)。
しかしわざわざ偶然を装うような文章を載せていること自体が怪しい。おそらく記者は自分の身分を明かしていなかったのではないか。どこかのタイミングで言ったかもしれないが、一連の流れの中で、そうした記述はない。
さらにそれを裏付けるビックリな記述もある。
2軒目に行ったビリヤードバーから飛び出した遠野を追ったAさんだったが、しばらくして店に戻ってきたという。そしてここからが問題である。「『俺帰るわ…』そうこぼすAさんの顔はすっかり青ざめ、厳しい表情で会計を済ませたのだった」と。そう、ここの支払いは記者でなくAさんだったことは大問題である。
普通なら記者が払わないか? でも会計をしたのはAさん。ってことはやはり「小学館の女性セブンの記者」って言っていない公算が高い。潜入取材だろうが、何だろうが奢られてるんじゃない! 払えよ、小学館。
しかも、記者の存在がAさんの嫉妬を呼び、結果的に夫婦関係の亀裂が生じたと記者自身が思っているらしい。となれば立派なマッチポンプでもある。ルール違反とはいわないまでも、その手法には少々疑問が残る“取材”だ。しかし一方で初対面から2日で、ここまで懐に入れるこの記者は、ある意味凄腕だともいえる。
記事には記者のプロフィールが載っている。「身長180センチくらいあって、昔はモデルのアルバイトもしていたこともあるし、はっきりいって顔は長谷川博己似の30才」
遠野の次のお相手はこの「セブン」記者か!?