サッカー米代表GKティム・ハワード、人気過熱で『ジョーズ』『バンビ』を使ったコラ画像祭りに!
「#ThingsTimHowardCouldSave」というハッシュタグがつけられ、TwitterなどのSNSに次々と掲載されている「ティム・ハワードが守れるもの!」シリーズには、「レッキング・ボール」のミュージックビデオの巨大な鉄球に乗り揺れるマイリー・サイラスをティムが止めようとしているコラ、09年の『MTVビデオ・ミュージック・アワード』でテイラー・スウィフトの受賞スピーチを妨害したカニエ・ウェストのマイクをつかむティムのコラ、04年の『スーパーボウル』ハーフタイムショーでおっぱいをポロリしたジャネット・ジャクソンの乳首を手でガードするティムのコラなどがあり、ネット上でたちまち大流行。
海を泳ぐ女性を下から巨大なサメが狙っている映画『ジョーズ』のポスターにティムを入れて、女性を守ろうとしているコラを作った者もいれば、『タイタニック』の沈むタイタニックを止めようとしているティムのコラも作成され話題に。『ライオン・キング』で、主人公シンバの父親が命を落とすシーンに救世主のティムを入れたコラや、ティムが手を広げて『バンビ』のバンビを救おうとしているキュートなコラもあり、子どもたちも楽しめるようになっている。また、試合中に相手選手の肩にかみついた、ウルグアイ代表のルイス・アルベルト・スアレスをティムが止めようとしているコラも登場。ユーモアいっぱいのティムのコラがネット上にあふれ、お祭り騒ぎとなっているのだ。
コラだけではなく、ウィキペディアのアメリカ合衆国国防長官のページが、「現職 ティム・ハワード 2014年7月1日~」と変更され、ゴールを守るティムの写真が貼られるという騒ぎまで発生。ウィキペディアはすぐに修正したが、同サイト創始者のジミー・ウェールズは、「笑いをとるために事実をねじ曲げることは断固拒否しているが、これは絶妙だね」とツイートし、大きな話題になった。
オバマ大統領が代表チームに電話をしてティムに賛辞を贈った際、「君の人気はすごいことになっているよ。気づかれないように、ヒゲを剃らなきゃならないかもね」というジョークを飛ばしていたが、ティムは冷静に「国を代表できて光栄です」と答えていた。試合でも冷静であり続けていた彼だが、「アメリカ・サッカー界のヒーロー」だとちやほやされても調子に乗らない彼のクールな性格も、ここまで人気が出た一因のようだ。
米ゴシップ芸能サイト「TMZ」は3日、ロサンゼルス国際空港でファンに求められるがまま、サインをしたり写真撮影に応じるティムの姿を紹介したが、男性ファンのハグを拒否した姿も掲載。「ファンからも身を守る」と皮肉たっぷりに伝えたが、「なにが悪い!」「別にいいじゃないか!」「サインや写真には、親指を上げて応じてるじゃないか! 疲れてるのに!」とティムを擁護するコメントが殺到。アメリカのサッカー人気とティム・ハワード・フィーバーは、まだまだ続きそうである。