Sexy Zone・中島健人、“ウットリ”全開のヨルダンロケで見せたアイドル未踏の境地
健人ワールドはまだまだ続く。ヒツジの肉を食べれば、「スーパーザキ(おいしい)!」と、謎コメント。ごちそうだという「目玉」を勧められ、一瞬だけ躊躇するものの、パクリ。すると、なぜか髪をなびかせるようにブンと頭を振り、
「ザキジュテーム(はあと)」
ジュテームって言葉のチョイス! この手の海外ロケでの“珍味”リアクションでよく見る「ギャアア!」でも、普通に「うまーーい」でもない、さらに誰もできないような独自センスの健人オリジナルコメント&リアクション。しかし、このノリが国境や文化を越えたのか、依頼主の男性のお父さんも、「楽しい食事だな」と、うれしそう。この後、ヤギの睾丸を食べた時にも、「まろやかザキ」という、“健ジナル”コメントが炸裂していた。「バイバイDuバイ」で「シュクラン」などアラビア語を歌ってたことが存分に生かされている。中東に強いアイドル……新しすぎるな、Sexy Zone。さらに、羊を引き連れて歩いたりする姿も、主演映画『銀の匙』で家畜慣れしたことが生きている気がする。この番組は中島健人集大成のような番組なのか。
しかし、依頼人のお母さんと話そうとした時には、この健人的会話センスが災いする。
「2人きりになりたいんですけど……誰もいない部屋で」
なぜこういう言い方をするのか。当然、「何を言い出すの!?」と、ちょっと声を荒げるお母さん。それでも健人ワールドはその後も続く。死海まで一族で旅行に出かける道中、車内で依頼主の子どもに「アンパンマン」を歌ってあげる健人だが、「♪そぉ~~んだ~、おそれない~んで~~」と、それはもうたっぷりと歌い上げる。でもやっぱりおじいちゃんは楽しそうだ。そんな中、ついに健人のウットリワールドが世界遺産・ワディラム砂漠の絶景スポットでMAXに達した。「みんな、聞いてくれ!」と大声で叫び出し、
「この地球上にいるすべてのみんな! 俺のこと、好きになっちゃいなよ!」
「I LOVE YOU(はあと)」
世界遺産に響く健人の声。もう、誰も付いて来られない域に突入しつつある健人ワールド。せっかくだから、これからはいろんな世界遺産で歌ってみるのはどうだろう。健人、ザキ、ジュテーム(はあと)。
(太田サトル)