コラム
噂の女"神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第225回】

3誌そろって“半同棲”スクープ、杏&東出昌大の過剰な交際アピールに蠢く思惑

2014/06/17 21:00

 往年の松田聖子ファンの間でも、最近は娘・沙也加のことが話題になることが多いらしい。これもひとえに『アナと雪の女王』効果である。そして話題の中身は2人の不仲――。その原因はあの男――。だが、そんなこんなの松田聖子周囲事情をまったくブッ飛ばした記事が2位の「自身」記事である。

 6日8日、さいたまアリーナで聖子のコンサートが開かれた。年齢を感じさせない元気一杯の聖子は、ピンクのミニドレス姿で登場し、ステージを駆けながら往年のヒット曲「青い珊瑚礁」を熱唱したらしい。そして聖子は突然会場の一角を指差したという。そこにいたのは、2年前に略奪婚した歯科医で慶應義塾大学医学部准教授の夫だった。夫は今回だけでなくほかのコンサートにも駆けつけていたという。「自身」はこうした状況から聖子の行動をこう結論付ける。「ステージから夫への“愛の再告白”」であり「“50代の恋”は夫に向かって一直線」だと。

 はあ?? どうしてしまったんだ「自身」。聖子の現状を知らないわけがないのに。ここ最近、ライバル誌「セブン」は聖子の数々のプチスキャンダルを、時間を追って物語のように掲載してきた。

 現夫と結婚する前、聖子には同居までしていたマネジャー兼恋人の男性が存在した。夫と結婚するにあたり、この男性と別れたと思われていたが、しかしその関係は密かに続行していた。2人は仕事名目で海外へ行き、それに焦った夫が、2人の後を追って渡航したこともあった。さらに、聖子は実母と兄が経営し、沙也加も所属する個人事務所(つまり実際は聖子が作った会社)から、なぜか今年になって問題のマネジャーと共に独立。そんな聖子のあまりの勝手な振る舞いに沙也加も母と距離を置いている――。

 さらに先週の「セブン」では沙也加の熱愛報道まで掲載されている。にもかかわらず、こうした事情を全て無視したかのごとくの“夫婦円満”報道。クラクラする。その事情についてはまったく伺いしれないほど不可解だ(笑)。だがひとつだけわかったこと。それはどうやら聖子の夫は、自分以外の男に信用を寄せ、親密な関係にあるなどさまざまな仕打ちを聖子から受けてきたのに、未だに聖子に夢中で嫉妬さえしているということだ。年下男をそこまで翻弄する聖子、恐るべしである。

 処女作『KAGEROU』の版元であるポプラ社の社長が衝撃の自殺をしていたことが明らかになった水嶋ヒロ。恩人の自殺に加え、出る出るといわれながら出ない小説第2 作、そして3年ぶりの映画『黒執事』も評価、興行共にいまひとつと、やることなすことダメダメである。しかしダメでないのは夫婦関係。相変わらずのおしどりぶりらしい。

 妻・絢香の新曲リリースを控えた6月中旬、水嶋夫妻は都内の高級寿司店に、妻の前祝いに行ったらしい。水嶋は絢香にピッタリと寄り添いエスコート。しかも水嶋はこの日だけでなく、妻が打ち合わせやレコーディングする際も、気丈にエスコートしているのだとか。

 仕事がない夫が妻の仕事をサポートする。これは大変結構なことだ。変な男の勘違いじみたプライドがない、いや捨てられる男は素敵でさえある。このまま夫婦仲がよければ大いに結構なことだ。でも、もし少しでも亀裂が入り始めたら――束縛、執着、ストーカー――そんな言葉が浮かぶ、水嶋のちょっと怖い献身ぶり。思わず3位に取り上げてしまった。

最終更新:2014/07/28 20:40
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