カルチャー
夜這い文化、江戸の花魁、そして現代…性が豊かな時代ってあったの?
2014/06/12 20:00
「女性の〈性〉を女性の手に取り戻す」というフレーズをよく聞きます。長い歴史のなかで、女性の性は男性に隷属させられているものでした。いま私のような者が、オナニーだのセックスだの好き勝手に書けるのも、声をあげ、直接的または間接的に戦ってきた先達あってのことだと思うと、自然に頭が下がります。
たとえば私が好きなバイブレーターの世界でも、ほんのしばらく前までは男性目線のグロいものが主流でした。バイブが女性を気持ちよくするためのものではなく、「こんなグロいもの入れてヨガりやがって……グヘヘ」と男性の興奮をあおるための道具でしかなかったのです。そこに、まずは海外から女性目線のラブグッズが輸入する女性が登場し、近年は国内でも女性が自分から手に取りたくなるアイテムが続々と開発されるようになりました。
最終更新:2014/06/12 20:00