『AKB48選抜総選挙』、20.3%→16.2%! 視聴率爆下げが示す「AKBテレビ限界説」
6月7日にフジテレビ系で放送された『AKB48第6回選抜総選挙 生中継SP』の視聴率が、昨年よりも下がったことが話題になっている。同日は午後7時~9時22分の第2部が16.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、午後9時22分~11時10分の3部が11.4%を記録。しかし、昨年の同番組は午後7時~9時台で20.3%の高視聴率を獲得していたため、「思ってたより低い」「完全に落ち目」などと、厳しい声が飛んでいる。
「フジテレビでは2012年から3年連続で生中継特番を組んでいますが、12年の午後7~9時台の視聴率は、18.7%。午後6時30分~7時に放送された1部は9.7%で、昨年の9.9%とさほど変わりはありませんでした。しかし、今回のゴールデンタイムは3回の中で最も低い記録です。フジは今年も総選挙に向けてCMをバンバン流し、AKB48メンバーが6月1日放送の『クイズ30~団結せよ!~』に出演するなど、派手な宣伝を続けてきました。視聴率低迷が叫ばれている今のフジにしては、16%台は高い数字ですが、ネットユーザーも『あれだけ宣伝してたのに』と、呆れた反応です」(芸能ライター)
昨年は、HKT48・指原莉乃が1位になった場面で32.7%の瞬間最高視聴率を獲得。今年は、午後9時4分にAKB48・渡辺麻友が1位に輝いた場面が瞬間最高を記録したが、こちらも28.7%と、数字は下がっている。
「5月25日に岩手県で行われたイベント会場で、メンバーやスタッフが男に切りつけられてけがをする事件が発生し、今年は良くも悪くも総選挙の注目度が高まっていました。また、関東地区では大雨によって在宅率が高かったことが推測できますが、メインの時間帯は20%に届かず。好条件にもかかわらず、今年が過去最低記録になってしまったことで、ネット上ではAKB48に対する世間の関心が薄れていると指摘する声が多く見受けられます。AKB48といえば、昨秋にはゴールデンタイムのレギュラー番組が消滅したことが話題になりました。CD売り上げは好調の一方で、今回の総選挙の視聴率からもわかるように、AKB48のテレビでの活躍は限界に来ているのでは」(同)
総選挙は来年も同局が生中継を行うものとみられるが、ネット上では早くも「来年が心配」「来年はもっと下がる」と、視聴率が不安視されている。エース・大島優子は9日に東京・秋葉原のAKB48劇場で行われる卒業公演をもって同グループを卒業。センターの渡辺率いる新生AKB48が、テレビ界で再起を果たすことはできるのだろうか?