脱・清純派で数字を稼ぐ時代!? 吉高由里子&杏が破った「朝ドラヒロインの熱愛タブー」
吉高由里子が先月29日発売の「女性セブン」(小学館)で、ロックバンド・RADWIMPSの野田洋次郎との復縁&半同棲を報じられた。吉高といえば、現在NHK連続テレビ小説『花子とアン』に主演している身。放送開始から9週連続で21%超(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と高視聴率をキープしているが、「一昔前までは、朝ドラの主演中に熱愛報道が出るなんて絶対的な“タブー”とされていた」と、週刊誌記者は語る。
「かつては、NHKの朝ドラヒロインの“清純派”イメージを壊すことは、許されざることだった……というわけです。しかし吉高同様、前クールの『ごちそうさん』で主演を務めた杏は、ドラマ内で夫役を演じている東出昌大との交際が発覚。両者はすでに隠すつもりもないようで、時間が空けば、お互いの自宅で夜を過ごすほど親密な関係になっています」(同)
確かに、芸能人の熱愛が“スキャンダル”として扱われる風潮は、現在でも続いている。所属事務所の方針によるだろうが、基本的に芸能人の交際は、ファンの増減に深く関わるとされるため、関係者は慎重になるものだ。杏にしても、『ごちそうさん』のクランクアップ会見の席で、東出の名前を出した記者に対し、所属事務所関係者が後ろから肩を引っ張り「やめとけや」と凄んだことが伝えられている。
「しかし、『ごちそうさん』の平均は22.3%と、ここ10年でトップの視聴率を記録。さらに、現在主演中の『花咲舞が黙ってない』(日本テレビ系)も今クールの民放連続ドラマで最高平均視聴率と、まさに絶好調です。東出との交際はイメージダウンにならず、世間やファンにすんなりと受け入れられた印象です」(同)
しかし一方で、交際きっかけで仕事が減るタレントもたくさんいる。先日、「お笑いコンビ・はんにゃのレギュラーがほとんどなくなった」とネット上で話題になっていたが、そのきっかけは「金田哲の交際がきっかけでした」(芸能プロ関係者)という声が上がっている。
「2011年9月に女性誌に報じられた、森カンナとのお泊まり発覚から、どんどん露出が減っていきました。森も当時は、事務所イチオシの若手女優でしたが、謹慎の意味もあったようで、まったく露出がなくなったんです。その後、両者はひっそりとスポーツ紙で破局が伝えられていますが、本人同士、というか事務所が熱愛を意識しすぎて、ヘタにタレントの露出を減らしてしまい、結果世間から忘れられてしまったというわけです。タレントや事務所自ら、交際ネタを押し売りすべきとは言いませんが、自らタブー視してしまうのも、考えものですね」(同)
NHKさえ、もはや公認の熱愛で、人気上昇につなげた杏。芸能界の常識も、時代とともに変わっていくものといったところか。