「パフォーマンスにしか見えない」AKB48、マスコミだけの会見であえて“厳戒警備”の魂胆
25日、岩手県で行われたAKB48の握手会で、川栄李奈と入山杏奈、男性スタッフが刃物を持った男に襲われる事件が起こった。川栄、入山はまだ公の場に登場していないが、ほかのメンバーは、芸能会見などに出席して元気な様子を見せ、ファンを安心させている。
今回の事件を受け、現在、会見場などでの警備が手厚くなっているが、事件後初のイベントとなった28日の「ダーツライブ×AKB48プロジェクト」の会見では、マスコミ陣からAKB48の運営に対し、非難の声が上がっていたという。当日、100人を超すマスコミ陣が集結し、終始ピリピリムードだったという現場で、一体何が起こったというのか?
「一般観覧客やファンは入れずに、完全マスコミのみの会見だったにもかかわらず、メンバーを4人の警備員が常にガード。AKSスタッフも“警備”と書かれた腕章をつけて巡回していました。囲み会見中も、記者より警備員がメンバーの近くにいるという異様な状況で、会場は『マスコミだけなのに、なぜここまでするの!?』と、ざわついていました」(週刊誌記者)
また、同じく28日に行われた“大人AKB”こと塚本まり子のイベントでは、フォトセッション中に両脇に1名ずつ警備員が張り付いていたという。
「写真に写り込んでしまうくらい近くに警備員がいたんですが、カメラマンは『こっちの方が、警備に力を入れている様子が伝わるから』と、むしろ歓迎していた。『もっと塚本さんに寄ってもいいですよ』と声をかけるカメラマンまでいたそうです。結局、“警備員と塚本の3ショット撮影”となってしまっていた」(同)
国民的アイドルグループの一大事だけに、徹底に徹底を重ねたガードをするのは、仕方のないことかもしれないが、半ば“ヤラセ”と化してしまっている警備体制には、次のような意見も。
「AKBグループを運営するAKSは、事件を受けて警視庁から握手会の中止やイベントの警備強化を求められています。そのため、マスコミしか入らないイベントでも厳戒警備し、その様子を報じてもらうことで、『キチンとやってますよ!』とアピールしたいという思惑もあったのでは。さらに、6月7日に控える大イベント『選抜総選挙』を中止にするわけにはいかないという意思も強く感じられました」(芸能ライター)
会見では「パフォーマンスにしか見えない」と、悪印象を持つマスコミ関係者もいたというが、その一方で、「常に厳戒警備をすることによって、メンバーの“人前に立つ恐怖”を少しでも解消させたいという意図があるのでは」(芸能関係者)という声もある。運営側の配慮が、メンバーの心の支えへとつながってくれることに期待したい。