SMAP・木村拓哉、『HERO』続編は「結構迷いました」! 出演を渋ったウラ事情
7月から放送される連続ドラマ『HERO』(フジテレビ系)で、主演を務めるSMAP・木村拓哉。2001年1~3月に放送された同作は、視聴率が全話30%超えの大ヒットした人気作で、今回は13年ぶりに月9枠で続編として放送されることとなった。そんな木村が、自身のラジオ番組『木村拓哉のWhat’s UP SMAP!』(TOKYO FM、5月9日放送)で、トレードマークだったアノ衣装や、『HERO』続編に対する率直な思いを明かしてくれた。
同作で木村演じる型破りな検事・久利生公平が着用していたブラウンのダウンジャケットは、放送当時、プレミアがつくほどの大人気となった。前回の放送は冬だったが、今回は夏ドラマということもあり、木村のラジオにはリスナーから「あのダウンは見られないんでしょうか? それとも気合で着ますか?」という質問が届いた。すると木村はズバリ、「気合でどうにかなるもんじゃないです!」と、返答。
木村いわく、衣装合わせの時点では同じものが存在していたそうで、現場では「まだあるんだ~」と、盛り上がったそうだが、やはり夏場ということもあってダウン着用は却下に。衣装については「季節感にあった格好になっている」と言いつつも、「今回は7月クールということもあるので、ちょっとだけアロハを入れてみようかなという個人的な策略があるんですけど」と語っており、木村なりの衣装アイデアが採用される可能性もありそうだ。
また、かつてドラマなどの「続編が嫌い」と公言してきた木村。06年にスペシャルドラマ、翌年には映画化もされている『HERO』だが、今回の続編の話が来た時の心境はどうだったのだろうか? リスナーからのお便りを受け、木村は「続編が好きではない」という過去の発言を認めつつ、
「なんだけど、俺の一存というか『やだよ!』という一言で『やらない』という、そんなくだらないことはないなって、いうのは(思った)。やっぱりこれだけたくさんのスタッフが関わってくれて、新たに現場に足を運んでくれるキャストもいるし。もう一度『HERO』やろっか、ということに対して『すごく楽しみだな~』と思ってくれてる人がいるじゃないですか。大きな目で考えてみると『ヤダ、ヤダ』というただの個人的な思いで『はい、やりません』という、そんなくだらないことはない」
と、持論を展開。実際にドラマ撮影が始まれば、親しみあるスタッフと一緒に仕事をできる喜びを感じているようで、
「『やりたくない』っていうのは、ただの食わず嫌いと一緒で。食ったら面白いし、食ったらおいしいし。“うん、アリじゃん!”っていう感じが現状ですね。でも、ホントにあまりにも久々だったんで、結構迷いましたね」
と、素直な気持ちを告白していた。同じ役を演じるのは久しぶりだったこともあり、以前の映像を見て「“久利生公平”を確認しとかなきゃいけない」と思ったそうだが、木村は時代の流れを汲んだ“2014年版”の久利生を演じているという。
現在放送中の月9『極悪がんぼ』は、第7話で8.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と最低視聴率を更新。『HERO』のヒロインは松たか子から北川景子に変わり、舞台となる東京地検城西支部のメンバーも一部入れ替わっているが、続編は以前のように視聴者からの支持を得ることができるだろうか? 木村の活躍に期待だ。