AKB48・大島優子、卒業公演に暗雲!? ドン・キホーテとAKSの“パチンコ”裁判の闇
昨年末の『NHK紅白歌合戦』で卒業を発表したAKB48・大島優子が、6月9日のAKB48劇場での公演をもって卒業することがわかった。同地は、絶対的エース・前田敦子の卒業公演も行われた“聖地”だが、ファンの間で1つ危惧されている事案がある。3月に報じられた、大手ディスカウントストア「ドン・キホーテ」とAKSのパチンコ裁判だ。
東京・秋葉原のAKB48劇場は、同地の「ドン・キホーテ」8階に位置し、AKB48専用のライブハウスでありデビュー公演も行われた、AKB48にとっての本拠地だ。ドン・キホーテは、店舗内へのAKB48劇場設置と支援をする条件に、公式グッズの独占販売権を取得することをAKS側と合意していたが、AKSの株主となったパチンコメーカーの京楽産業が、メンバーが登場するパチンコ機器を無断で販売。ドン・キホーテはAKSと京楽を相手取り、販売差し止めと50億円の賠償金を求める訴訟を起こしていた。
「現在大手メディアは、AKB48に『支配されている』状態だけに、この件に関してはスポーツ紙などで詳細は伝えられず、裁判が行われているという事実が一般紙に報じられたのみ。しかしドンキ側の言い分ももっともですが、さすがに50億円は法外。売り上げを回収するというよりは、もはやAKB48との関係が完全に破綻しても構わない様に見えます」(週刊誌記者)
双方とも争う姿勢を見せているというが、この一件は表沙汰になる前から、水面下で両者が攻防を繰り広げていたという。
「ドンキ側はかねてから、パチンコの売り上げに関しても、利益共有するようAKSに申し入れていたそうです。ところがAKS側はそれをスルーする形で、パチンコ台第2弾の検定通過(※台をリリースするために必要な審査)を済ませて、いつでもリリースできる状態にしていた。さらに昨年には、パチスロ機のリリースも行い、とうとうドンキ側もしびれを切らして告訴に踏み切った、という流れのようです」(同)
過去のパチンコ・パチスロ機2台による売り上げは、1,000億円以上と言われるが、こうした争いに発展する前に、両社の落とし所は見つからなかったのか。
「もはや裁判が公になったという時点で、双方とも譲歩できないと判断したということでしょう。さらに現在でも公判が続いているところを見ると、AKS側もドンキと組み続ける意思がないのでは。裁判の結果次第では、ドンキからAKB劇場が完全撤退という流れになることでしょうね」(ワイドショー関係者)
次回公判は7月17日に東京地裁で行われる予定。今や日本を代表するアイドルである大島だが、AKB48最後のステージが裁判相手の敷地内で行われるという、なんとも皮肉な卒業公演となってしまいそうだ。