布川敏和、離婚騒動は当然? ブログに垣間見える“無邪気なフックン”の罪
■第1位 小倉智昭のしょ~もない威嚇に屈しないシャンプーハットの度胸と“腕”
4月27日放送の『お笑いワイドショー マルコポロリ』(関西テレビ/関東地区ではMXテレビにて5月10日放送予定)の名物コーナー「ポロリ!バス」に小倉智昭がゲスト出演した。小倉が大ハリキリで応援団長を務めるシルク・ドゥ・ソレイユ『オーヴォ』の告知込みでの出演で、予想通り「偉そうオーラ」全開、「でも気さくな一面見せてやってもいいよ?」的上から目線と、目の奥に威嚇を湛えながら撮影に臨んでいた。凡百の若手芸人ならここで萎縮してしまうところだが、コーナーを担当するのは百戦錬磨のシャンプーハット。そして当番組は東野幸治がMCを務める関西の人気番組である。丸腰で小倉に告知だけさせて帰すわけがない。マシュマロの手打ち食いがまったくできない小倉のダサさに対し「ヘタクソすぎません?」(てつじ)、「宇宙船の中やないんやから」(小出水)とツッコみつつ、マシュマロを口に必死で入れようとする小倉の「とんでもない顔」をイジり倒していた。「イジられ」への耐性ゼロゆえ、案の定ちょっと不機嫌になりだす小倉。水戸黄門の印籠よろしく「俺『とくダネ!』のキャスターだよ?」と小倉がかましてくる、しょ~もない、「だから?」としか返しようのない牽制に目もくれず、緩やかに自分たちのペースに引き戻すシャンプーハットの手腕に唸る。その上、お家芸である「嫁のパンツ」を用いた下ネタで小倉を絶句させた小出水の「屈しなさ」に拍手を送りたい。結果的に、気の効いたアドリブひとつ返せない自称“大物キャスター”の小物具合が絶妙にあぶり出され、小倉智昭史上最も面白いVTRに仕上がっていた。
佃野デボラ(つくだの・でぼら)
ライター。くだらないこと、バカバカしい事象とがっぷり四つに組み、掘り下げ、雑誌やWebに執筆。生涯帰宅部。タンブリング・ダイス所属。