カルチャー
次々と謎の小説を上梓するグラドル界において、賞賛すべき作家・酒井若菜
2014/05/02 20:00
昨年、押切もえが『浅き夢見し』(小学館)を上梓したときも驚きでしたが、この4月に人気グラビアアイドルの今野杏南が小説を出したことには、より一層驚かされました。しかも、その処女小説『撮られたい』(TOブックス)は官能小説だというではないですか……。
「巨乳の石原さとみがいる!」という(まるで企画単体モノのAV女優のような)売り文句でブレイクした彼女によるこの挑戦は、「タレントとして個性を出していこう」という戦略なのか……? そもそもなぜ、グラドルが小説を……? などと考えていると夜も眠れず、気付けば本書を持ってレジに並んでいるわたしがいました。
最終更新:2014/05/02 20:00