リスクとタブーを恐れず、批判に「はぁ? ねたみ?」と返せるマドンナになりたい!
98年の出産後のゴールデン・グローブ授賞式にはバレンシアガの黒のイブニングドレスという無難なスタイルで登場しました。この頃は毎日数時間行うワークアウトだけでなく、マクロビオティック・ダイエットも実践するようになり、体の線が細めに。00年代前半はブロンドに染めたミディアムロングへアに、シャネルのスーツドレスやミュウミュウのツイードというマダム路線に舵をきったのです。
このまま年相応になるのかと思いきや、00年代後半では、薄いピチピチのレオタード姿でパフォーマンスを行ったり、高級ブランドであってもキャバレーの踊り子のようなドレスで世間を圧倒。エクササイズと食生活はますますストイックになり、鍛えすぎてムキムキのマッチョに。ここ数年は10代後半になった娘に対抗するかのように、ギャルっぽいファッションにも手を出し、世間からドン引きされているものの、本人はまったく気にする様子がありません。
■恋愛
マドンナの恋愛対象は、キャリアとともにわかりやすいほど移り変わっています。
デビュー前に画家のジャン=ミシェル・バスキアや音楽プロデューサーのマーク・カミンズら「踏み台にできる男」と交際してきた彼女は、キャリア初期には「ワタクシにふさわしい男」のみと付き合うように。85年8月に結婚した2歳年下の俳優ショーン・ペンや、ジョン・F・ケネディ・Jr、人気コメディエンヌのサンドラ・バーンハードともレズビアン関係になりました。ウォーレン・ベイティとのロマンスは大いに話題になったもののすぐにポイし、アントニオ・バンデラス、レニー・クラヴィッツら男や女をとっかえひっかえ。
94年になり「子どもの種」が欲しくなった彼女は、8歳年下のパーソナル・トレーナーのカルロス・レオンを見初めて子どもをもうけます。しかし、出産数カ月後にあっさりと捨て、「夫向きの男性」を求めて脚本家のアンディ・バードと交際。その後、10歳年下の監督ガイ・リッチーの子を妊娠し00年に結婚しましたが、大リーガーのアレックス・ロドリゲスと浮気したことが原因で08年に離婚。
50歳を越えたマドンナは、「若くてピチピチな男子」をロックオンするようになり、28歳年下のブラジル人モデルのジーザス・ルース、29歳年下のフランス人ダンサーのブラヒム・ザイバットと交際。昨年末にはハイチ支援活動を通して最初の夫ショーン・ペンと急接近がウワサされましたが、大みそかに28歳年下のオランダ人ダンサーのティモア・ステファンズと仲むつまじくしていたところを目撃され、ピチピチ男子好きはまだまだ止まりそうにありません。
■家族
異母きょうだいを含む8人きょうだいの3番目として生まれたマドンナは、家では父親の気を、学校では側転しながらのパンチラで男子たちの気を引こうと奮闘しながら成長。長女だった彼女は、女であることを全面的に出し、自分の思い通りに物事を運ばせるずる賢さも身につけました。
現在は5人家族で、実子のローデス(18)とロッコ(13)、養子縁組したマラウイ生まれのデービッド(9)とマーシー(8)の4人の子どもたちのよき母親だと自画自賛しています。しかし、元料理人から「確かにいい母親だけど、一緒にいる時間がものすごく短い。フルタイムのナニー2人、パートのナニーを1人と他人に子育てさせている状態」と暴露されており、子どもたちより自分最優先を貫いている様子。家事も苦手で「いい母親よ~」と言いながらも、料理なんてしたことないと断言。「だって料理人がいるんだし。ワタシがやんなくてもいいじゃない」と、かなり現実主義のようです。