年収1,000万も台無しのキス下手! イギリス紳士の証券マンとのお台場デートの顛末
ちなみに、彼、証券マンで外国人も多い某セレブ街のマンションに住んでるということが発覚。その日の食事も当然おごってもらったんだけど、あんな1万そこらの食事代なんて、彼からすれば100円みたいなもんでしょ。それに、いくら経済力があるからって、やっぱり乗り気になれない私がいたわ……。
でも、その後また連絡が来て、今度はドライブデートをすることになったの。といっても、お台場ぐらいしか思いつかなかったから、とりあえずヴィーナスフォートで食事をするんだけど、会話も相変わらずよ。
「証券マンってどういう仕事?」
「パソコンの前にずっといるよ」
「ふーん、じゃあイージーワークじゃん。超簡単」
みたいな。まあ、普通のオンナだったら「スゴい! 超エリート!」っておだてたりするんだろうけど、私、そういうのに興味ないから、「私の仕事の方が大変よ」とまで言っちゃった。でも、逆にそれがよかったみたいなのよね。たぶん、普段から「証券マンとか、すごーい!」って、言われすぎてるから、本人も私との会話は気楽だったんだと思うわ。キャサリン妃だって、公務で疲れてたウイリアム王子をそうやって落としたんだから、間違いない!
そんな感じで、なぜかご機嫌な彼。その後、お台場の観覧車近くだったかしら。立ち入り禁止の場所に上がって写真を撮ったり、とにかく2人でキャッキャと騒いでいたわけ。そしたら、急に彼がドンッと私を手すりに押すじゃない。な、なんなの、このドリカムみたいな展開!? そこで、なぜか突然キスされちゃった私……。やっぱり、こうなるのかー。
でもね、これが驚くほどヘタクソなのよ! あのホワイトの薄い唇がやっぱりダメよ! それに、オンナ慣れしてないのかしら、もう記憶にないぐらい流れがヘタなのよねー。年収1,000万円コースが台無し。……でも、ここは私の優しさよ。雰囲気を壊しちゃわないように「なんで私にキスしてくるの?」なんて、ちょっとからかったりしてあげたわ。そしたら、彼、「レイコ、ボクの家に来ない?」――。
そうして、予定外にも彼の家に行くことになったんだけど、衝撃のホワイトとの初めての夜については、次回、たっぷりお届けするわね!
プラム麗子(ぷらむ・れいこ)
山形県出身、都内在住のカメラマン。年に数回、海外旅行に出掛けてはさまざまなブラックメンと親睦を深めている。アフリカ系からアジア系まで、褐色の肌であればより好みせずトライする、重度のブラックメンオンリー。