特番も大コケ! 『お試しかっ!』『関ジャニの仕分け』らテレ朝バラエティがヤバイ!?
昨年はゴールデンタイム(午後7~9時台)の年間視聴率(2012年12月31日~13年12月29日)で、日本テレビを抑えて開局以来初の首位を獲得したテレビ朝日。『相棒』『ドクターX~外科医・大門未知子~』『DOCTORS2 最強の名医』など人気のドラマシリーズが数字アップに貢献したが、一方で『関ジャニの仕分け∞』が5日に8.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録し一桁台に落ち込むなど、ゴールデンタイムのバラエティ番組が失速の兆しをみせている。
改編期ということもあり、全日にわたり7時から2~3時間の特番を放送していたテレ朝。4月1~10日までの視聴率データを見ると、二桁に届いたのは『みんなの家庭の医学』(1日、12.1%)、『ナニコレ珍百景』(2日、10.5%)、『いきなり!黄金伝説。』(3日、12.8%)、『林修の今でしょ!講座』(8日、12.4%)と、10日のうち4番組のみ。あとは一桁が続いており、ゴールデンの不調が後番組の『報道ステーション』の数字にも影響している状況だ。
「特に企画の面白さが話題となった『仕分け』や『お試しかっ!』は、視聴者離れが如実に進んでいます。『仕分け』は、5日の8.4%がヒドイだけでなく、3月29日にも5.9%で同時間帯最下位でした。『お試しかっ!』も7日の3時間SPが8.5%を獲るなど、どちらも番組自体が飽きられてしまっているようです。ほかにも10日放送の『芸能人夫婦入れ替え旅~この春行きたい!京都&鎌倉&函館~』が、5.1%と大爆死。ゴールデンが大コケのため、9日と10日の2日間は夕方の『相棒』再放送の方が数字を上回るという異常事態でした」(芸能ライター)
13年12月までの年間視聴率ではゴールデン・プライムタイム(午後7時~11時)で2冠に輝いたテレビ朝日だが、3月31日に発表された年度視聴率(13年4月1日~14年3月30日)では、日本テレビにゴールデン首位の座を奪われてしまった。
「プライムタイムの首位こそ死守しましたが、年度視聴率で日テレに逆転されたということは、今年1月~3月までのゴールデンの数字が低迷していた証拠です。新年度となった4月からバラエティが早くも一桁連発では、『ザ!鉄腕!DASH!!』『世界の果てまでイッテQ!』『ぐるぐるナインティナイン』などが好調な日テレから、ゴールデン首位を奪還することは厳しい道のりでしょう」(同)
そんなテレビ朝日では、解説番組や選挙特番が高視聴率を獲得するジャーナリスト・池上彰が3年ぶりにカムバックし、14日からレギュラー冠番組がスタート。また、ドラマでは『刑事110キロ』『BORDER』『TEAM~警視庁特別犯罪捜査本部』と、お得意の刑事モノがならぶが、ゴールデンバラエティーの失速をドラマ枠で巻き返せるだろうか?